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開幕直前の注目ポイント

2017.3.27 10:16 Monday

メジャーリーグ開幕まで10日を切り、各チームの開幕投手やロースター枠が絞られてきた。スプリングキャンプでアピールに成功した者や途中でケガをしてしまった者など境遇はさまざまだ。現地時間4月2日の開幕に向けて既にチームは最終調整に入っている。

昨年、ワールドシリーズを制したカブスはカージナルスと、ヤンキースはレイズとジャイアンツはダイヤモンドバックスと開幕戦で対戦。本番まで残すところ数日となった訳だが、まだまだシーズン前に注目したい点は数多くある。ここでいくつかその例を挙げていく。

□ヤンキースの右翼手争い
主にアーロン・ジャッジとアーロン・ヒックスの2人で競争している。ジャッジは昨年、メジャーデビューを果たすと初打席初本塁打を記録。その一方でヒックスは強肩が武器で昨年4月のアスレチックス戦では最速170キロのレーザービームを披露した。このスプリングキャンプではジャッジは21試合に出場して打率.321 本塁打2 打点4、ヒックスは21試合で打率.286 本塁打3 打点7と激しい争いが続いている。

□ドジャースの先発5番手争い
昨年、ナ・リーグ西地区を制したドジャースはまだ先発5番手が決まっていない。現在、その候補となるのがリュ・ヒョンジンとアレックス・ウッドだ。彼らは共に左腕投手であり、リュは昨年、トミー・ジョン手術から復帰登板を果たしたが、わずか1試合みの出場に終わっている。一方でウッドは14試合で1勝4敗 防御率3.73の成績を残した。スプリングキャンプではリュは3試合で1敗 防御率1.00、ウッドは4試合で勝敗なし、防御率3.18とどちらが先発5番手の座を射止めるのか。

□ロイヤルズの二塁手争い
現時点では明確な二塁手のレギュラーは決まっていない。候補となるのはクリスチャン・コロン、ウィット・メリフィールド、ラウル・モンデシー、チェスロール・カスベルトの4人だ。スプリングキャンプは19試合の出場ながらも打率.378のモンデシーが一歩リードか。日本時間27日に行われたエンゼルス戦では途中出場ながら二塁で好守備を披露している。

□ロッキーズの左翼手の存在
チーム内では新たに補強したイアン・デズモンドが左手の骨折、デビッド・ダールも恥骨のケガを負っており、開幕戦出場は厳しい。左翼のポジションは明確にはまだ決まってはいない。ロッキーズとしては新たにレギュラーを獲得する選手の出現を待っている。

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