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心配されるシーガーとカズミアーの状態

2017.3.28 10:14 Tuesday

メジャーリーグ開幕まで1週間をきり、スプリングキャンプでは既にシーズンを想定して打順を組むチームがほとんどだ。その中で昨年ナ・リーグ西地区を制したドジャースでは心配事を抱えている。それはコーリー・シーガーとスコット・カズミアーの体の状態だ。

シーガーは22歳の遊撃手で昨年はナ・リーグ新人王に輝いた打者。オールスターにも選出されただけではなく、打撃のベストナインを決めるシルバースラッガー賞にも選ばれ良いシーズンを送った。シーズン通じての成績は打率.308 本塁打26 打点72だった。これからメジャー3年目を迎える。

一方でカズミアーは33歳の先発左腕で昨年からドジャースでプレーしている。移籍1年目はローテーションの一角を担い2桁10勝を挙げてチームの地区優勝に貢献した。シーズン通じては26試合に登板して10勝6敗 防御率4.56の成績を残した。

これまでのスプリングキャンプではシーガーは傾斜筋の痛みの影響があり、わずか3試合の出場に終わっている。安打はないが、四球で出塁して1得点を挙げている。現在ではパドレスとの開幕戦に間に合うかどうか微妙な状態であったものの、まずはマイナーでの試合に出場して調子を見極めた上で判断をするという。また、日本時間31日に行われるエンゼルス戦に出る可能性がある。

カズミアーは原因不明の腰の痛みにより故障者リスト入りが決まった。スプリングキャンプでは3試合に登板して1敗 防御率6.35だった。去る日本時間27日に行われたレンジャーズ戦では先発したが、3回を投げて 被安打3 失点3の結果に終わっている。この試合では最速140キロを計測していた。

この2人の状態についてチームを率いるデーブ・ロバーツは「シーガーについては彼には気持ちよく打席に立ってほしい。そのため、休養日を与えながら調整していく。一方でカズミアーには故障者リスト入りさせる意向を伝えた。現時点ではどれほどの痛みがあるのかが不明だ」と話している。

シーガーは今後の調子次第だが、カズミアーの離脱は地区優勝連覇を目指すチームにとって大きな痛手となるだろう。

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