スプリンガーが7試合で3本の先頭打者本塁打
2017.4.10 18:16 Monday
メジャーリーグ開幕から1週間が経過して各チームとも約5試合から7試合を消化したが、ここまでの戦績をみるとナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスが5連勝と波に乗って首位となっている。まだ序盤だが、勝率は全チームトップとなる.857を記録しており、これもチーム打率と打点が両チーム1位となる.322と42打点という数字が物語るように屈指の強力打線が自慢だ。
その一方でア・リーグ西地区に所属するアストロズは日本時間7日のマリナーズ戦から3連敗を喫していたものの、本日10日のロイヤルズ戦では延長12回にも及ぶ接戦を制して5対4とサヨナラ勝ちを収めた。その立役者の1人となっているのはジョージ・スプリンガーだ。
スプリンガーは27歳の外野手でメジャー4年目を迎えた選手。今季は主に1番打者として打線をけん引しており、7試合に出場して打率.250 本塁打4 打点8の成績を残している。日本時間4日のマリナーズとの開幕戦で今季1号を放つと去る6日の3戦目では延長13回に逆転サヨナラ3ランを放つなど大活躍中だ。本日10日の試合でも6打数2安打1打点2得点と結果を残した。この試合では押し出し四球で試合が終わり、ホームを踏んだのはスプリンガーだった。
10日の試合終了時点でスプリンガーは両リーグトップとなる4本塁打を記録している。そのうちの3本は先頭打者本塁打、そしてもう1本はサヨナラ弾とどれも多くのファンの印象に残る一発を放った。開幕7試合3本の先頭打者弾はアストロズの歴史上初めてのことであり、メジャーリーグ全体でみると昨年、チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)が現地時間4月5日から11日までの間に記録したとき以来となる。
ちなみにスプリンガーは2015年に8本の先頭打者弾を放っている。現時点で3本ということから昨年の記録を抜く可能性もあり、対戦する相手投手にとっては初回から脅威の存在となることだろう。スプリンガーが一発を放った試合で3勝1敗とチームは勝ち越している。
