セスペデスが自身初の1試合3本塁打
2017.4.12 18:26 Wednesday
メジャーリーグが開幕してから1週間が経ち、各試合で熱戦が繰り広げられている。日本時間11日にはウィル・マイヤーズ(パドレス)が自身初のサイクル安打を放ち、ジェイ・ブルース(メッツ)が1試合2ホーマーを記録するなど劇的な場面が多い。そのブルースとチームメイトであるヨエニス・セスペデスが本日12日のフィリーズ戦で1試合3本塁打を記録した。
セスペデスは31歳の外野手で2015年途中からメッツに所属している主力選手の1人。昨年は2年連続となるシーズン30本塁打越えを達成し、チームの打線をけん引した。昨年オフにFAになったものの、メッツと新たに3年契約を結んで残留した。ちなみに今年開催されたWorld Baseball Classic(WBC)ではキューバ代表に彼の弟のヨエルキス・セスペデスがいた。
迎えた12日のフィリーズ戦で3番・左翼手として出場すると初回に3ラン、4回と5回にはそれぞれソロを放ち、6打数4安打5打点の大活躍。チームは20安打14得点とフィリーズを圧倒した。ちなみにセスペデスにとって1試合3本塁打は初めてのことだという。
今回の試合前までは7試合に出場して26打数4安打で打率.154 本塁打1 打点1と低調な滑り出しだった。第1打席の3ランは無死二・三塁の場面から今季からフィリーズに移籍したクレイ・バックホルツの91マイルのツーシームをセンター方向へ打ち込んだ。4回には前の打者のアズドルバル・カブレラと二者連続本塁打、5回は左中間への一発を放っている。
この1試合3本塁打4月11日時点での本数はリーグ2位タイの数字となった。これまでなかなか打てずにいた主砲のバットがついに火をふき、復調の兆しとなるかどうか注目される。