シンダーガードは6週間のノースローで静養
2017.5.7 10:10 Sunday
各チームレギュラーシーズンで162試合を行うメジャーリーグ。ここまで30試合ほどを消化したが、開幕から1ヶ月を経過して故障者に悩まされているところも多々ある。ザック・ブリットン(オリオールズ)やフェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)、デービッド・プライス(レッドソックス)など名だたる選手達が戦線を離れている。
そのビックネームの中にノア・シンダーガード(メッツ)も含まれている。彼は去る日本時間5月1日のナショナルズ戦に先発するも2回途中で背中の痛みを訴えて急降板していた。試合は5対23で大敗。その後の検査の結果、右広背筋の部分断裂と診断され故障者リスト入りした。
シンダーガードが抜けてからのチーム成績は2勝2敗で順位もナ・リーグ東地区2位と上位をキープしている。しかし、エースが抜けた穴は大きく投手陣の防御率は4.82とナ・リーグ内で14位、メジャー全体でも29位と苦しんでいる。
今のところ彼の復帰時期は未定で今後は6週間、ノースローで過ごしていくという。メッツのサンディ・アルダーソンGMも「もしシンダーガードがしばらく投げずにケガを治すならば復帰時期は早まるのではないか。しかし、球団が考えている時期よりも遅くチームに戻ってくるだろう」と話している。
ケガをした本人も「自分の体のことは自分が1番わかっている」と1日でも早い復帰に向けて静養していく。自身のSNS上でも落ち込んでいる様子はなく、チームの地区優勝に向けてチームメイト達を応援している。メッツにとってはエースがいないことは大きな痛手ではあるものの、シンダーガードが戻ってくるまではどこまで戦えるのか、その真価が問われる。