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マット・ハービーがチームの規則違反

2017.5.8 14:30 Monday

ナ・リーグ東地区に所属するメッツは日本時間5月7日現在で地区2位と上位をキープしている。先日、エースであるノア・シンダーガードが広背筋痛の影響で故障者リスト入りが発表された。彼の復帰時期は未定であり、投手陣だけではなくチーム全体にも影響があることだろう。そのような状況の中、マット・ハービーがチームの規則を破った。




ハービーは28歳の先発投手で2015年には2桁13勝を挙げた実績がある。以前はトミー・ジョン手術を受けた影響もあり、2014年のシーズン全休後から2桁勝利を記録したこともありカムバック賞を受賞した。しかし、昨年7月に肩の故障で故障者リスト入りし、手術を受けることになったためわずか4勝にとどまっている。

今季はケガから復帰し、ここまで6試合を投げて2勝2敗 防御率5.14の成績を残していた。だが、日本時間8日に行われたマーリンズ戦で0対7と大敗する2時間前、メッツのクラブハウス内でハービーのロッカーが空っぽだったという。その理由をサンディ・アルダーソンGMは「チーム内でのことだ」とその詳細を話さなかったという。

チームメイトのホセ・レイエスはこの事態を受けて「私たちは選手であると同時に会社の従業員であることを自覚しなければならない」と話している。「スプリングキャンプでチーム内でのルールを決めたが、これに反するということは周りに多大な迷惑をかけることになる」とハービーの行動に対して苦言を呈した。

ちなみにハービーが規則を破ったのはこれだけではない。2015年のナ・リーグディビジョンシリーズ前のミーティングに遅刻し、罰金が科せられたことがあった。チームを率いるテリー・コリンズ監督や球団関係者はハービーに人間的な成長を促した。現在、チームは地区2位と好調も内部では不憫な空気が漂いそうだ。

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