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田中将大が今季最多112球を投げて5連勝

2017.5.9 13:30 Tuesday

 3年連続となるヤンキースの開幕投手を任された田中将大は3回もたずに7失点で降板して悪夢のようなスタートを切った。しかし、それから1ヶ月が経過した今、まるで開幕戦での敗戦がなかったかのようにエースとしての働きを果たしている。日本時間9日に行われたレッズ戦で7回4失点の投球をみせて今季5連勝を飾った。

 今回、対戦したレッズとはこれが初顔合わせ。所属リーグが異なるためなかなか試合をする機会もないが、レッズはナ・リーグ中地区1位であり、チーム打率でもナショナルズに次ぐリーグ2位の成績を残している強力打線が自慢だ。また、メジャー1位の19盗塁を記録しているビリー・ハミルトンがおり、足でかき回すのも特徴だろう。

 対するヤンキースは前日、カブスと6時間5分にも及ぶ延長18回の熱戦に勝利してこの試合を迎えた。その疲れも見せず打線は初回から5番・ゲーリー・サンチェスと6番・ディディ・グレゴリアスの連続適時打で3点を先制し、田中に心強い援護点が入った。

 3点を先制してもらった田中だったが先頭打者のハミルトンから3者連続安打を打たれ瞬く間に1点を失った。しかし、ここから立て直すのが田中の力であり、1死をとった後は打率3割を誇る5番・ユジニオ・スアレスを三併殺に打ち取ってピンチを脱した。序盤3回までは1点のみで抑え、4回には一死満塁の場面を迎えるも8番・タッカー・バーンハートを併殺打に打ち取った。

 だが、ピンチを脱した5回には味方の失策が絡んだが、2死一・三塁の場面から4番・アダム・デュバルの左安で2点目を失った。7回には3番・ジョーイ・ボットに2ランを浴びてこの試合4失点目も7回まで投げ切ってブルペン陣にマウンドを譲った。

 8回のヤンキース打線は1番・ブレット・ガードナーと3番・マット・ホリデーに本塁打が飛び出し10対4とリードを広げた。最終的に2桁13安打10得点の猛攻に守られて田中は今季5勝目。今季最多の112球を投げて10安打を打たれるも先発としての役割を果たした。また、チームはこの勝利で6連勝となった。

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