アンドリュー・トールス 右膝手術で今季絶望の可能性
2017.5.11 10:05 Thursday
スポーツではどの競技に関わらず故障がつきものだ。選手によってはシーズン中、1度もケガをせずに過ごす者やその逆でケガだらけで時間を過ごしてしまう者もいる。しかし、これらはプレー中の不慮の故障がほとんどであり、決して本人を責めることはできない。メジャーリーグでも毎年のように故障者リスト入り選手が多数おり、ドジャース期待のアンドリュー・トールスも右膝を痛めてしまった。
トールスは24歳の外野手で今季メジャー2年目を迎えた若手選手。昨年7月にデビューを果たすと48試合に出場して打率. 314 本塁打3 打点16と翌年の活躍を予感させる成績で終えた。そして迎えた今季は日本時間4月13日のカブス戦で初の先頭打者弾を放つなどここまで31試合に出場した時点で打率.271 本塁打5 打点15と既に昨季の記録を越えることは確実だった。しかし、日本時間10日に行われたパイレーツ戦での7回の守備でアンドリュー・マカッチェンの打球を追う際にフェンスに激突し途中交代を余儀なくされた。
その後のMRI検査の結果、右膝前十字靭帯損傷で2週間後の手術が決まった。その後のリハビリに要する時間を考慮すると残り試合の出場は難しいとされている。ドジャースは現在、トールスを含めて13人が故障者リスト入りしている。先日、チーム内有望株ランキング1位のコディ・ベリンジャーが週間MVPを獲得したが、その裏では選手起用に苦しんでいるようだ。
今回、膝を故障した試合では先発だったフリオ・ウリアスがノーヒット・ノーランを継続しておりトールスとしても必死のプレーをみせていた。ちなみに彼が捕球できなかった打球はグラウンドルールでエンタイトルツーベースとなりノーヒッターへの夢は途絶えた。
今季、1番打者として18試合で打率.296 出塁率.324とその役割を果たしていただけに彼の離脱はチームにとって大きな影響を与えることになるだろう。