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レンジャーズGMらが大谷翔平を視察

2017.5.13 10:50 Saturday

 開幕から1ヶ月が経過したメジャーリーグ。チームは地区優勝に向けてしのぎを削っている。その裏で球団幹部やスカウト達は世界中を飛び回り、有望選手を探している。中でも注目されるのは大谷翔平(北海道日本ハム)のメジャー挑戦だ。

 早ければ来年からでも移籍する可能性がある。先日、メジャー側が日本球界に対してポスティングシステムの見直しを要望したという。その詳細はこれから話し合っていくことになるが、これも大谷獲得のためだとも言われている。

 彼を狙っている球団は複数ある。その中でもチームの先輩でもあるダルビッシュ有が所属するレンジャーズでは生の大谷を見るためにジョン・ダニエルズGMが日本を訪れている。その一方でチームを率いるジェフ・バニスター監督が大谷のプレーをドキュメンタリーのみでしか見たことがないこともあり、球団を代表してダニエルズGMをはじめ、スカウト陣が来日した。

 しかし、現在の大谷は左太もも裏肉離れの影響により二軍調整を続けている。今年は未だに投手としての一軍登板はなく、野手としては8試合に出場して打率.407 本塁打2 打点3の成績を残していた。視察したダニエルズGMらは直接的に大谷とは会話せず、練習する姿を黙って見つめていた。

 投げれば160キロを超え、打てば20本塁打以上を記録する「二刀流」に対してダニエルズGMは「もし、大谷がメジャーに挑戦することになったときのために下準備をすることが使命だ」と話し、バニスター監督は「ア・リーグには指名打者制があり、投手として登板できずとも野手として出場できる」とプレースタイルを容認する姿勢をみせている。

 チームとして大きなアドバンテージとなるのはダルビッシュの存在。オフには共にトレーニングをする仲でもある。果たしてレンジャーズは大谷獲得のためにどのような動きをするのか、今後が注目される。

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