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岩隈 久志 右肩の炎症で4週間から6週間の離脱

2017.5.14 10:00 Sunday

 今季の日本人投手達は低調なスタートだった。田中将大(ヤンキース)は開幕戦のレイズ戦で7失点、ダルビッシュ有(レンジャーズ)は登板3試合目で初勝利を挙げるなど開幕1週間は誰も勝ち星を挙げることができなかった。しかし、4月から5月にかけて田中は5連勝を記録して復調している。その一方で未だ勝ち星がない岩隈久志(マリナーズ)は右肩の炎症で4週間から6週間、戦列を離れることになった。

 岩隈は主に先発ローテーションの2番手として6試合に登板するも2敗 防御率4.35の成績。先発としてクオリティスタート(6回3失点以下)を2回記録したが、勝ちには結びつかなかった。去る日本時間5月4日のエンゼルス戦でアンドレルトン・シモンズの打球を左ひざに受けたが、5回まで投げきり3失点。その後、右肩炎症が発覚し日本時間13日に故障者リスト入りしている。

 チームを率いるスコット・サーバイズ監督によれば「岩隈が4週間で復帰ができるのならば我々は安心できる。だが、本当にこの期間で復帰できるかどうかは分からない」と話している。チームドクターからも岩隈がベストな状態で戻るためにかかる時間を考えたという。

 現在のマリナーズはエースのフェリックス・ヘルナンデスや今季売り出し中のジェイムズ・パクストン、移籍してきたドリュー・スマイリーと先発陣を欠いている状態だ。今回、岩隈も離脱することになると今後の戦いが非常に苦しくなってくる。現在の先発防御率は日本時間13日現在で4.34だ。

 チーム順位は現在4位、打線は180得点を記録しておりこの数字はア・リーグでは2位の数字だ。岩隈がいない間にどれほど順位を上げることができるのか。16年ぶりのポストシーズン進出に向けてサーバイズ監督の采配が試される。

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