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田中 将大 ジーター・ナイト飾れず4被弾8失点

2017.5.15 10:20 Monday

 今季、3年連続の開幕投手を任された田中将大。初戦のレイズ戦では7失点を喫したが、現在はここまで5連勝中でア・リーグ2位タイの数字を残している。ヤンキースは日本時間15日、2014年限りで現役を引退したデレク・ジーター氏の功績を称えるセレモニーを開催すると同時に選手時代につけていた背番号「2」を永久欠番とした。この日限りでチームから1ケタ番号すべてが欠番となった記念すべき日に田中は大事な先発マウンドを託された。

 だが、初回からまるで開幕戦のときの「悪夢」を見るような投球となってしまった。先頭打者のジョージ・スプリンガーに投じた8球目のスライダーをセンターバックスクリーンに運ばれ、いきなり被弾してしまう。投手にとって打たれた直後の初球は慎重に入りたいところだが、続くジョシュ・レディックにはシンカーをライナーでライトスタンドに打たれて2者連続本塁打を浴びた。

 その後も連続安打を打たれるも2死をとった時点で一・二塁とピンチが続いていた。次に迎えるは日本でもプレーしたユリエスキ・グリエル。その初球は92マイルのシンカーが彼の体に当たり、2死満塁と窮地に立たされる。次はアストロズの背番号「2」を付けるアレックス・ブレグマン。またしても初球を狙い撃ちされ、田中の武器であるスプリットが左中間スタンドへ消えていった。これで初回のみで3被本塁打6失点を喫した。

 心配な立ち上がりとなった田中は2回のマウンドにも立った。この回に迎えるは前の回に一発を浴びているスプリンガー。彼に対して慎重な投球をする田中はカウント3-1で迎えた5球目、89マイルのシンカーをレフトスタンドに打たれて2打席連続弾となってしまった。その後は2死までとったものの、カルロス・コレアを四球で歩かせて迎えたカルロス・ベルトランにはライトへの二塁打を打たれてまたしても失点。これで田中は降板となった。

 結局、田中は2回途中8失点。今季最短イニングで降板となり、記念すべき日で好投することはできなかった。

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