パイレーツが2017年WBC中国代表右腕の官海成と契約
2017.5.17 12:00 Wednesday
メジャーリーグは世界的な野球の発展と選手育成のために各地に野球アカデミーを創設している。ドミニカ共和国やベネズエラなどの強豪国をはじめ、今では欧州やアジア地域にも進出している。各球団のスカウト達はアカデミーを訪問しながら光る原石を探している。そこでパイレーツは先日のWBCに中国代表として出場していた官海成(クゥン・ハイチョン)と契約を結んだと発表した。
官は上海出身の18歳右腕で中国にある「MLBアカデミー(ディベロップメントセンター)」の出身。去る3月10日に行われたWBC一次ラウンドでの日本戦では8回に登板すると秋山翔吾(埼玉西武)に左安を許すも続く大野奨太(北海道日本ハム)を二ゴロに抑えたところで降板していた。結果は0回1/3を投げて被安打1 無失点の成績だった。
これでメジャーリーグのアカデミーを経てメジャーリーグ球団と契約した中国出身選手は2015年にオリオールズに入団した許桂源(シュ・グイユエン)以来2人目。今回、パイレーツ入りした官はルーキーリーグの「ガルフ・コーストリーグ・パイレーツ」で武者修行をすることになる。彼は会見の中で「昨年秋にアメリカに行き2カ月間、レイクウッドにある野球アカデミーに参加した」と話している。
近年、パイレーツは世界各国出身の選手と契約し、2人のメジャーリーガーを誕生させた。それがギフト・ンゴエペ(南アフリカ)とドヴィダス・ネブラウスカス(リトアニア)だ。また、メジャー昇格はならなかったもののインド人投手も獲得した過去もある。
