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田中 将大 4回途中6失点で3敗目

2017.5.21 12:25 Sunday

 メジャーリーグのシーズンも5月後半に突入。今季開始前、下馬評では下位予想されていたヤンキースは今月は6連勝を飾っていたが、最近では連敗と調子を落とし気味だ。迎えたレイズ3連戦の初戦は4対5と敗れたものの、この2戦目ではなんとしても勝利したいところだ。そこで連敗ストッパーとして先発マウンドに上がった田中将大だったが、前回登板と同様に一発に沈んだ。

 初回のマウンドでは先頭打者のコリー・ディカーソンにいきなり被弾する。シンカーとストレートで2ストライクと簡単に追い込んだが、3球目の直球をレフトスタンドへ運ばれいきなり1点を失った。ちなみに前回登板となった日本時間15日のアストロズ戦でジョージ・スプリンガーに先頭打者弾を浴びていた。ディカーソンに打たれた後は崩れることなく3人の打者を打ち取っている。

 ヤンキース打線は2回、アーロン・ジャッジの15号ソロで1対1の同点に追いつく。試合が振り出しに戻った田中が迎える2回は三振を2つ奪うも2死一・二塁のピンチを迎え、ヘスス・スークレに二塁打を打たれて2点目をとられた。不安定な投球が続く田中。3回にもエバン・ロンゴリアに6号ソロを打たれ、1対3とさらにリードを広げられた。

 打線も田中に勝ちをつけようと奮起する。4回、2死二・三塁からチェイス・ヘッドリーのセンター方向への二塁打で3対3とまたしても同点。彼らの援護に応えたい田中は4回のマウンドにも上がったが、初回に先頭打者弾を喰らったディカーソンにこの日、2本目となる一発を浴びてこの回のみで3失点。その後も2連打を打たれたところで交代となった。

 この日の成績は4回途中9安打6失点。彼の降板後も打線はじわじわと点差を詰めるも反撃は及ばず5対9で敗れ、チームは今季3度目の3連敗となった。また、田中自身も2連敗で今季3敗目を喫した。これで今年の被本塁打数は13本、防御率も6.56と悪化した。4月から5月にかけて5連勝を記録したエースの姿は今、影を潜めている。

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