スランプに陥っている田中将大 指揮官は復調を期す
2017.5.23 10:30 Tuesday
5月に入り、日本人選手の不調や故障が目立っている。岩隈久志(マリナーズ)は右肩炎症、田澤純一(マーリンズ)はわき腹を痛めて故障者リスト入り。前田健太(ドジャース)は左太ももの張りで戦列を離れているが、日本時間26日のカージナルス戦での復帰が決まった。その一方で心配な投球が続いているのが田中将大(ヤンキース)だ。
田中は日本時間21日のレイズ戦で登板するも4回途中9安打6失点で試合をつくることができず、敗戦投手になっている。また、その前のアストロズ戦でも2回まで8失点と大量失点。5月の時点ですでに被本塁打数は13本となり、防御率も6.56と悪化した。
直近2試合で14失点とヤンキースのエースとしては心配な投球が続く田中。これを受けて指揮官のジョー・ジラルディ監督は「彼は長いスランプに陥っているが、これまでの田中はヤンキースで多くの成功を収めてきた。身体的には問題ないため後はどのように投球を修正していくかが重要だ」と復調を待っている。
チームのラリー・ロスチャイルド投手コーチは「田中は投球を修正しようと色々なことを試みてはいるが、時間がかかるようだ」と日頃の動きをチェックしている。ちなみに田中の次回登板は日本時間26日のロイヤルズ戦。これまでは2試合で勝敗なし、防御率6.00の成績を残している相手だ。果たしてスランプを脱出しエースとしての信頼を取り戻すことができるか、彼の投球に注目が集まる。
