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デービッド・プライス 日本時間30日に先発登板へ

2017.5.26 10:00 Friday

 現在、ア・リーグ東地区3位のレッドソックス。昨日25日はクリス・セールの9試合連続2桁奪三振のメジャー記録がかかっていたが、惜しくも達成することはできなかった。それでもチームは3連勝と2位のオリオールズに1ゲーム差と迫っている。地区優勝のためには先発投手の力が絶対不可欠。だが、先発防御率は4.47とア・リーグ11位と成績が良くないため、1人でも多く実績のある投手をローテーションに加えたいところだ。そのような中、デービッド・プライスが戦列復帰するという朗報が飛び込んできた。

 プライスは31歳の先発左腕で2012年には20勝5敗の成績でサイ・ヤング賞に輝いた実績をもつ。レッドソックス移籍初年度となった昨年も17勝を挙げて先発陣の中心として活躍した。だが、春先に左ひじの痛みを訴えて故障者リスト入りしており、ここまでのメジャー登板はなかった。

 その後はリハビリのためトリプルAの試合に登板している。通算成績は2試合で5回2/3を投げて9失点。数字だけを見ると心配な成績ではあるが、球数も徐々に増やし、メジャー復帰も目前とされていた。そこで球団はプライスの日本時間30日に行われるホワイトソックス戦での今季初登板を明言した。

 現在、彼の身体の調子もよく本人も「レッドソックスの先発に戻ることができてうれしい。とても興奮しているよ」と登板を心待ちにしている様子だ。チームのローテーションはセールをはじめ、リック・ポーセロやエドゥアルド・ロドリゲス、ドリュー・ポメランツ、そしてスティーブン・ライトの5人でまわしている。この中にプライスも加われば2013年以来のワールドシリーズ制覇に向けて前進することができるだろう。

 試合展開にもよるが、果たしてプライスはどれほどのイニングを投げるのだろうか。たとえトリプルAで調整登板をしているとはいえ、勝利できるかどうかは未知数だ。それでもチームもファンも心待ちにしていた選手の復帰は大きな力になるはずだ。

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