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【戦評】ファウラーの決勝弾でカージナルスが連敗ストップ

2017.6.1 12:41 Thursday

 一時は地区首位に立ちながら、直近13試合でわずか3勝。昨日まで3連敗で借金生活に突入するなど、なかなか波に乗れないカージナルス。本拠地ブッシュ・スタジアムにドジャースを迎えた4連戦の第3戦は、エースのカルロス・マルティネスが連敗脱出をかけて先発のマウンドに上がった。

 先頭のローガン・フォーサイスに四球を与え、続くコリー・シーガーにセンター前ヒットを浴びていきなり無死一・二塁のピンチを背負うなど、やや不安定な立ち上がりとなったマルティネスだが、3番ヤスマニ・グランダルを空振り三振、4番エイドリアン・ゴンザレスをショートへの併殺打に打ち取って勢いに乗る。6回表に一死一、三塁からゴンザレスの犠牲フライで1点こそ失ったものの、8回まで連打を許さず、8回4安打9奪三振1失点の見事なピッチング。これで5月は全6先発でクオリティー・スタートを記録し、月間防御率2.03とエースの重責をしっかり果たした1ヶ月となった。

 マルティネスの好投に応えたい打線は2回裏に売り出し中の新人ポール・デヨングがセンター後方へタイムリーツーベースを放ち1点を先制したものの、その後はドジャースの先発リュ・ヒョンジンを打ち崩すことができず、なかなか勝ち越し点を奪えない。しかし、8回裏、不振に苦しむ新戦力デクスター・ファウラーがドジャースの2番手ロス・ストリップリングの甘く入ったスライダーを豪快にライトスタンドへ叩き込み、8回を投げ切ったマルティネスもベンチ前で大はしゃぎ。カージナルスが待望の勝ち越し点を手にした。

 最後は守護神オ・スンファンが締めて試合終了。カージナルスが接戦を制し、連敗を3でストップして勝率を5割に戻した。好投したマルティネスは4勝目(4敗)、オ・スンファンは12セーブ目を記録。一方、決勝弾を浴びたストリップリングは3敗目(0勝)を喫し、ドジャースの連勝は6でストップした。

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