アルバート・プーホルスが史上9人目の600本塁打
2017.6.4 13:13 Sunday
21世紀を代表する強打者アルバート・プーホルス(エンゼルス)がついに通算600本塁打を達成した。
日本時間6月4日に行われた本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムでのツインズ戦。「3番・DH」で先発出場したプーホルスは1回裏の第1打席で四球を選ぶと、3回裏の第2打席こそ見逃し三振に倒れたものの、4回裏に回ってきた第3打席でツインズの先発アービン・サンタナから左翼ポール際へ今季9号となる満塁本塁打。史上9人目となる通算600本塁打に到達した。
2001年にカージナルスでメジャーデビューを果たしたプーホルスはこの年、打率.329、37本塁打、130打点、OPS1.013という驚異的な成績をマークし、満票でナ・リーグの新人王に選出。その後、2010年まで10年連続で「打率3割、30本塁打、100打点」をクリアし、「The Machine」の称号を与えられた。プーホルスはMVP3回(2005、2008、2009)、首位打者1回(2003)、本塁打王2回(2009、2010)、打点王1回(2010)の輝かしい実績を引っ提げて2011年オフに10年2億4000万ドルという超大型契約でエンゼルスへ移籍。2011年以降、打率3割は一度もなく、全盛期のハイレベルな打撃成績と比べると物足りないシーズンが続いているが、本塁打のペースが大きく落ちることはなく、2015年に40本塁打、昨季は31本塁打を記録。昨季終了時点で通算591本塁打とし、大記録まであと9本に迫っていた。
エンゼルスとの契約は今季を含めてあと5年残っており、史上4人目となる700本塁打、そして歴代最多本塁打記録の更新も視野に入る。「The Machine」が通算本塁打、通算打点の記録をどこまで伸ばしていくのか、球史に残るスラッガーの今後から目が離せない。
通算本塁打ランキング(600本塁打以上)
1位 バリー・ボンズ 762
2位 ハンク・アーロン 755
3位 ベーブ・ルース 714
4位 アレックス・ロドリゲス 696
5位 ウィリー・メイズ 660
6位 ケン・グリフィーJr. 630
7位 ジム・トーメイ 612
8位 サミー・ソーサ 609
9位 アルバート・プーホルス 600
