コローンDL入りでニューカム昇格の可能性?
2017.6.7 10:59 Wednesday
今季12先発で2勝7敗、防御率7.78と苦しんでいるバートロ・コローン(ブレーブス)。チームはこの現役最年長選手を故障者リストへ登録することを決断した。
昨日のフィリーズ戦で3.2回8失点と滅多打ちを喰らったコローンは、左腹斜筋痛のために今日、10日間の故障者リストに登録された。ブライアン・スニッカー監督は「彼は腹斜筋の治療を受けている。大きな問題ではないと思うよ。彼本来のピッチングではなかったし、何かあるんじゃないかと思っていたんだ」と語り、長期離脱にはならないことを示唆。チームは故障者リスト入りの期間を利用してコローンが心身ともに本来の姿を取り戻してくれることを期待しているようだ。
コローンの枠を埋めるために、AA級ミシシッピからリリーフ右腕のジェイソン・ハーシュが昇格。コローンは日本時間6月11日のメッツ戦に先発する予定だったが、その試合ではAAA級グウィネットからマット・ウィスラーを昇格させて今季初先発を任せるようだ。また、同日はダブルヘッダーが予定されており、もう一方の試合では若手有望株のショーン・ニューカムあるいはルーカス・シムズが先発に抜擢される可能性が出てきた。両者とも今季は開幕からAAA級グウィネットでプレイしており、23歳の左腕・ニューカムは11先発で防御率2.97、23歳の右腕・シムズは11先発で防御率4.13をマーク。どちらが抜擢されてもメジャー初登板初先発となる。
「選手を守るために決断しなければならないときもあるんだ」と語り、ベテラン右腕の故障者リスト入りを決断したスニッカー監督。その右腕と20歳以上離れた若手有望株にメジャー初登板初先発の機会を与えるのか。スニッカー監督の次なる決断に注目したい。