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【戦評】サンタナが今季3度目の完封に加え3打点の大活躍

2017.6.10 16:45 Saturday

 今季好調のアービン・サンタナ(ツインズ)が日本時間6月10日のジャイアンツ戦でも見事な活躍を見せた。

 1回裏、2番エドゥアルド・ヌニェスに内野安打での出塁を許したサンタナだったが、続く3番ブランドン・ベルトを二塁への併殺打に打ち取ると、そこから波に乗る。安定した制球を武器に内野ゴロを量産し、3回裏には無死三塁のピンチを内野ゴロ3つで乗り切った。

 3回表に1番ブライアン・ドージャーのセンター前タイムリーで先制したツインズは続く4回表、1安打と2四球で二死満塁のチャンスを作る。ここで打席には9番サンタナ。初球の真ん中付近への速球に食らいついた打球はセンターのディナード・スパンの手前でバウンドし、走者一掃の3点タイムリーツーベースに。「(サンタナは)そんなに頻繁にバットを振っているわけではないから驚いたけど、我々にとって大きなヒットだったね」とポール・モリター監督が振り返ったこの一打が試合の行方を決定づけた。

 自身のバットで貴重な追加点を叩き出したサンタナは結局、9回を僅か91球で投げ切る見事な完封劇を披露。「マダックス(=100球未満での完封勝利)」と3打点を同時に成し遂げた投手は2004年のコリー・ライドル以来13年ぶりとなった。「良いピッチングができたと思うよ」と満足げに語ったサンタナの好投で、ア・リーグ中部地区の首位を走るツインズが2位インディアンスとの1.5ゲーム差をキープした。

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