明日はいよいよドラフト 有力選手をチェック!
2017.6.12 17:27 Monday
3日間にわたるMLBドラフトがいよいよ明日から始まる。1巡目指名の様子はMLBネットワークにて日本時間6月13日(火)午前7時から生中継される予定だ。ツインズが全体1位指名権を持つ今年のMLBドラフト。事前に有力10選手をチェックしておこう。
プロスペクト(若手有望株)の情報が豊富なMLB Pipeline.comのドラフト候補生リストTOP200に紹介されている選手のうち、TOP10は以下の通りとなっている。
1. ハンター・グリーン(右投手/遊撃手) ノートルダム高校
高校生右腕が全体1位指名を受けると史上初の快挙となるが、グリーンはその可能性を秘めている(ただし、ツインズはブレンダン・マッケイまたはカイル・ライトを指名する可能性が高いと言われている)。「ドワイト・グッデン2世」との呼び声もあり、最速102マイルを誇る速球は非常に魅力的。打席でのパワーを秘めた二刀流選手でもあるが、投手として指名される可能性が高いと見られている。
2. ブレンダン・マッケイ(左投手/一塁手) ルイビル大学
今年のドラフトで最高の打者との声もあるマッケイ。投手としても一塁手としても評価は高く、限りなく全体1位に近い位置での指名が予想されている。今年のACC最優秀選手に選出されたマッケイは投打とも全体10位以内に値する評価を受けており、投打両方でこれほどの高評価を得るのは1973年のデーブ・ウィンフィールド(2001年に有資格初年度で野球殿堂入り)以来だと言われている。
3. カイル・ライト(右投手) バンダービルト大学
今年のドラフトで最高の右腕だと見られているライトは最速97マイルの速球のほか、変化球に対する評価も高い。バンダービルト大学からは過去10年のドラフトで7人の投手が全体10位以内で指名されているが、全体1位指名となると2007年のデービッド・プライス以来となる。そして、全体1位で指名される可能性は十分にある。
4. マッケンジー・ゴア(左投手) ホワイトビル高校
ゴアの球速はこの1年間で90マイル台前半から90マイル代後半へと急成長を遂げ、63.1イニングで132三振を奪った。速球に次ぐ武器としてカーブも成長中で、球の出どころが見えにくい投球フォームも非常に効果的である。
5. ロイス・ルイス(遊撃手/外野手) ジェイセラ・カトリック高校
打撃ではパンチ力を秘め、抜群のスピードは大きな武器となる。遊撃手としては肩が弱いのではないかと懸念する声もあり、プロ入り後は外野手に転向する可能性もありそうだ。
6. ジェレン・ケンドール(外野手) バンダービルト大学
ケンドールは今年のドラフトで最もオールラウンドな能力を持ち、5ツール・プレイヤーに成長することを期待されている。昨夏の大学アメリカ代表チームでは安打数、長打数、盗塁数でチームトップの数字をマーク。ジャコビー・エルズベリーと比較する声もあるが、ケンドールはエルズベリーにはない強肩がある。
7. J.B.ブカウスカス(右投手) ノースカロライナ大学
今年のACC最優秀投手に選出されたブカウスカスは2つの大きな武器を持っている。90マイル台中盤の速球と80マイル台中盤のスライダーである。昨夏の大学アメリカ代表チームで最も魅力的な投球を見せた投手だった。メジャーではリリーバーを務めるのではないかと見られている。
8. ペイビン・スミス(一塁手) バージニア大学
ハイレベルな環境の中で高打率をマークし、パワーの面でも成長を見せているスミス。一塁守備で見せる柔らかなグラブ捌きも長所の一つであり、好打と好守を兼ね備えた一塁手を探しているチームにとっては魅力的な選択肢になりそうだ。
9. オースティン・ベック(外野手) ノースデービッドソン高校
前十字靭帯の断裂から復活したベックは復活後に評価を高め、全体10位以内での指名が予想されるほどの選手になった。ポテンシャルをフルに発揮できれば25本塁打&25盗塁も可能と見られている。
10. アダム・ヘイズリー(外野手) バージニア大学
ヘイズリーは大学3年のときに急成長を遂げ、ゴールデンスパイク賞のセミファイナリストとなった。223打席で打率.390、30本の長打に対して21三振という素晴らしい成績を残しており、プロ入り後は左翼手としての起用が見込まれている。
なお、11位~20位には以下の選手がランクインしている。
11. アレックス・ファエド(右投手) フロリダ大学
12. シェーン・バズ(右投手) コンコーディア・ルーザラン高校
13. ニック・プラット(一塁手) ハンティントン・ビーチ高校
14. D.L.ホール(左投手) バルドスタ高校
15. サム・カールソン(右投手) バーンズビル高校
16. ジェイク・バーガー(三塁手) ミズーリ州立大学
17. グリフィン・カニング(右投手) カリフォルニア大学ロサンゼルス校
18. エバン・ホワイト(一塁手) ケンタッキー大学
19. デービッド・ピーターソン(左投手) オレゴン大学
20. タナー・ハウク(右投手) ミズーリ大学
ツインズから全体1位指名を受けるのはマッケイかライトか、それともグリーンか。新たなスター誕生の瞬間を楽しみに見守ろう。
