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【戦評】デグロムが完投勝利 メッツ4連勝

2017.6.13 12:37 Tuesday

 3連勝で本拠地シティ・フィールドに戻ってきたメッツは、今日からカブスとの3連戦。直近2先発で計15失点を喫するなど、今季ここまで苦しいピッチングが続いていた2014年ナ・リーグ新人王のジェイコブ・デグロムだったが、この日は要所をしっかりと締めるピッチングでチームを勝利に導いた。

 四球や味方のエラーにより毎回のようにランナーを背負ったデグロム。7回まで三者凡退のイニングは一つもなかったが、3回から4イニング連続で併殺打を打たせるなど、要所でピッチングが冴え、カブスに得点を与えない。特に4回からの3イニングはいずれも先頭打者に出塁を許した直後の併殺打だっただけに、カブス打線の拙攻がデグロムを大いに助ける結果となった。

 前日のブレーブス戦でロードゲーム14試合連続本塁打が途切れてしまったメッツ打線だったが、2回裏に6番アズドゥルバル・カブレラが5号先制ソロを放って口火を切ると、3回裏に4番ジェイ・ブルースが17号ツーラン、4回裏に再び6番カブレラが6号ソロを放ち、本塁打攻勢でカブス先発のジョン・ラッキーを攻略。7回表に8番アディソン・ラッセルの5号ソロで1点を返されたものの、8回裏に2本のタイムリーで2点を追加して好投を続けるデグロムを援護した。

 8回以降、デグロムは完全に本来のピッチングを取り戻し、打者6人をパーフェクト。最後は6番ウィルソン・コントレラスを97.1マイル(約156.3km/h)のフォーシームで空振り三振に斬って取り、昨年7月17日の完封勝利以来、自身2度目となる完投勝利をマークした。

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