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【戦評】ペドロイアが決めた!レッドソックスがサヨナラ勝ち

2017.6.13 15:12 Tuesday

 延長戦にもつれ込んだ熱戦にピリオドを打ったのは、先週戦列復帰したばかりの頼れるチームリーダーだった。「ツーストライクに追い込まれたら、投げられたボールをしっかり打つしかないんだよ。運良く打球が(野手の)間を抜けてくれたね」と7年ぶり2度目のサヨナラ打をダスティン・ペドロイアは振り返った。

 昨季のサイ・ヤング賞右腕リック・ポーセロが初回に4点を失う苦しい試合展開となったレッドソックス。5番アンドリュー・ベニンテンディの9号ソロ、1番ムーキー・ベッツのタイムリーツーベースなどで一時は同点に追い付いたものの、追い付いた直後の5回表にポーセロが踏ん張れず、4番ハウィー・ケンドリックに勝ち越しタイムリーを浴びてしまう。

 その後、なかなか同点に追い付けなかったレッドソックスだったが、8回裏に6番ハンリー・ラミレスがグリーンモンスターを越えて場外へ飛び出す9号同点ソロを豪快にかっ飛ばし、試合は振り出しに。そして延長11回裏、ペドロイアがライト前にタイムリーを放ち、試合を決めた。

 「彼の出場試合数や、彼が優れた打者であるということを考えると、(ペドロイアのサヨナラ打がキャリア2度目だということは)驚きだね」とレッドソックスのジョン・ファレル監督は話したが、それだけペドロイアを信頼しているということなのだろう。ペドロイアは戦列復帰初戦こそノーヒットに終わったものの、そこから3試合連続マルチヒット。今季ここまであまり元気がなかったベッツもこの試合で3本の二塁打を含む4安打1打点1盗塁の活躍を見せており、小柄な実力派1、2番コンビが首位ヤンキースを追走するチームを牽引していく。

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