クレメンス、A-Rodらの親族がドラフト指名を受ける
2017.6.16 10:00 Friday
日本時間6月15日、3日間にわたるMLBドラフトが終了した。全体1位指名(ツインズ)の栄誉にあずかったのはジェイセラ・カトリック高校のロイス・ルイス遊撃手だった。「二刀流」として注目を集めていたノートルダム高校のハンター・グリーン投手は全体2位でレッズが指名。パドレスから全体3位指名を受けたホワイトビル高校のマッケンジー・ゴア投手も含め、上位3人がすべて高校生というのは1990年以来27年ぶりのことだった。また、MLBドラフトでは例年、現役メジャーリーガーや元メジャーリーガーの親族が指名を受けて話題になる。ここではそうした「親族選手」をチェックしておこう。
トレバー・ロジャース/左投手(マーリンズ1巡目)
20本塁打以上を3度記録し、メジャー通算132本塁打を放ったコディ・ロスのいとこ。
ギャビン・シーツ/一塁手(ホワイトソックス2巡目)
1987年に31本塁打94打点をマークし、1992年には大洋でプレイして打点王に輝いたラリー・シーツの息子。
ジョー・デュナンド/遊撃手(マーリンズ2巡目)
メジャー歴代4位となる696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲスの甥。
ジェイコブ・ゴンザレス/三塁手(ジャイアンツ2巡目)
2001年に57本塁打142打点をマークし、2001年のワールドシリーズ第7戦でサヨナラ打を放ったルイス・ゴンザレスの息子。
ドールトン・バーショ/捕手(ダイヤモンドバックス2巡目)
パイレーツなどで8シーズンにわたってプレイし、2004年にフィリーズで暫定監督(2試合)を務めたゲーリー・バーショの息子。
マック・セローラー/右投手(レッズ5巡目)
1989年の全体1位指名選手で、メジャー通算78勝をマークしたベン・マクドナルドの甥。
バディ・ケネディ/三塁手(ダイヤモンドバックス5巡目)
メジャー通算1623安打の実績を誇り、1984年には近鉄でもプレイしたドン・マネーの孫。冬の間はマイク・トラウト(エンゼルス)とトレーニングを積む。
ドルトン・ガスリー/遊撃手(フィリーズ6巡目)
15シーズンにわたって計8球団で765試合に登板したマーク・ガスリーの息子。
マーセル・レンテリア/右投手(メッツ6巡目)
2000年に15勝をマークするなど、10シーズンで通算57勝を挙げたギル・ヘレディアの親族。
チェイス・ピンダー/外野手(カージナルス7巡目)
今季ここまで8本塁打を放っているチャド・ピンダー(アスレチックス)の弟。
ライリー・オブライエン/右投手(レイズ8巡目)
1950年代にパイレーツなどで6シーズンにわたってプレイしたジョニー・オブライエンの孫。
ケーシー・クレメンス/一塁手(ブルージェイズ8巡目)
史上最多となる7度のサイ・ヤング賞を獲得した大投手ロジャー・クレメンスの息子。
ジョーダン・レン/外野手(レッドソックス10巡目)
ブレーブスなどでGMを務め、現在はレッドソックスの球団副社長に就任しているフランク・レンの息子。
ジェイコブ・ベリンダ/左投手(ブレーブス10巡目)
パイレーツなどで12シーズンにわたってプレイし、通算79セーブを挙げたスタン・ベリンダの甥。
デミトリウス・シムズ/遊撃手(マーリンズ14巡目)
NFLシカゴ・ベアーズのTEディオン・シムズの弟。
コール・ベリンジャー/右投手(パドレス15巡目)
今季メジャーデビューを果たし、豪快なスイングで本塁打を量産しているコディ・ベリンジャー(ドジャース)の弟。
ライアン・リッジ/捕手(ヤンキース20巡目)
アストロズ、フィリーズでクローザーを務め、通算225セーブをマークしたブラッド・リッジのいとこ。
ジェイク・カズンズ(ナショナルズ20巡目)
NFLワシントン・レッドスキンズのQBカーク・カズンズのいとこ。
ジャスティン・モーハード/捕手(ブレーブス22巡目)
1961年から2シーズン、一塁手としてカブスでプレイしたモー・モーハードの孫。
コルビー・ボートルズ(タイガース22巡目)
NFLジャクソンビル・ジャガーズのQBブレイク・ボートルズの弟。
グンナー・ホルター/遊撃手(ブルージェイズ22巡目)
タイガースなどでユーティリティ・プレイヤーとして活躍したシェーン・ホルターの息子。
ジャモリ・ブラッシュ/一塁手(ナショナルズ23巡目)
2015年にマイナーで32本塁打を放った長打力が魅力のジャバリ・ブラッシュ(パドレス)の弟。
ニック・バライカ/遊撃手(パイレーツ24巡目)
昨季メジャーデビューを果たし、今季は控え内野手として4本塁打を放っているパット・バライカ(ロッキーズ)の弟。兄クリスは元メジャーリーガー、兄マットは元マイナーリーガー。
アーロン・アシュビー/左投手(レンジャーズ25巡目)
14シーズンで4度の2桁勝利を含む通算98勝をマークしたアンディ・アシュビーの息子。
JJ・ミューノ/遊撃手(ホワイトソックス27巡目)
2015年にメッツで17試合に出場したダニエル・ミューノ(マリナーズ)のいとこ。
ダレン・ベイカー/遊撃手(ナショナルズ27巡目)
ダスティ・ベイカー監督(ナショナルズ)の息子。2002年のワールドシリーズ第5戦で生還したJ.T.スノーに抱えられた男の子(当時3歳)として有名。
コール・パーシバル/右投手(エンゼルス31巡目)
エンゼルスでクローザーとして活躍し、通算358セーブをマークしたトロイ・パーシバルの息子。
リッキー・ネグロン/ユーティリティ(ブレーブス34巡目)
ヤンキースで特別コンサルタントを務めているレイ・ネグロンの息子。
クーパー・ゴルビー/捕手(アスレチックス35巡目)
マーリンズでスカウトを務めているスコット・ゴルビーの息子。
トレイ・クルーズ/遊撃手(アストロズ35巡目)
アストロズなどで19シーズンにわたって活躍し、通算2251安打を放ったホゼ・クルーズの孫。ブルージェイズ時代の2001年に34本塁打32盗塁を記録するなど、通算204本塁打を放ったホゼ・クルーズJr.の息子。
タイラー・クールボー/遊撃手(オリオールズ36巡目)
1995年に阪神で22本塁打を放ち、現在はオリオールズで打撃コーチを務めているスコット・クールボーの息子。
ペイトン・グラビン/左投手(エンゼルス37巡目)
5度の最多勝を含む通算305勝をマークし、サイ・ヤング賞に2度輝いた殿堂入り左腕トム・グラビンの息子。
JJ・シュワーツ/捕手(レイズ38巡目)
1993年にホワイトソックスで41試合に登板して2勝を挙げたジェフ・シュワーツの息子。
モンタエ・ブラッドショウ/外野手(ロイヤルズ38巡目)
1995~1996年にカージナルスでプレイし、現在はロイヤルズのマイナー打撃コーディネーターを務めているテリー・ブラッドショウの息子。
ダニエル・アルフォンゾ/三塁手(メッツ38巡目)
1999年から2年連続で打率3割&25本塁打をクリアした好打者エドガルド・アルフォンゾ(元巨人)の息子。
ジェイク・ブーン/遊撃手(ナショナルズ38巡目)
2001年に141打点で打点王に輝き、マリナーズのシーズン116勝に大きく貢献したブレット・ブーンの息子。ジェイクがプロ入りしてメジャー昇格を果たせば、四代にわたるメジャーリーガーとなる。
ジョー・サンチェス/左投手(ブレーブス39巡目)
ブレーブスでスカウトを務めているルー・サンチェスの甥。
ローガン・ホワイト/捕手(ドジャース39巡目)
パドレスでGMのシニア・アドバイザーを務めているローガン・ホワイトの息子(同名)。