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故障者続出のメッツ ハービーとウォーカーが戦線離脱

2017.6.16 11:00 Friday

 打倒・ナショナルズの一番手と目されながら、昨日時点で首位ナショナルズとは8.5ゲーム差。4つの借金を抱えるなど苦しい戦いが続くメッツだが、さらなる悪いニュースがチームを襲った。

 右広背筋の部分断裂で戦列を離れているノア・シンダーガードの回復状況について、サンディ・アルダーソンGMは再検査の結果、当初チームが期待していたほどスムーズに回復していないことを明らかにした。これにより、少なくともさらに4週間は投げられないことが濃厚となり、戦列復帰は最短でも8月下旬になると見られている。苦しい戦いが続くメッツは、レギュラーシーズンのおよそ3分の2をエース抜きで戦うことになってしまったのである。

 さらに、昨日の試合で負傷交代したマット・ハービーとニール・ウォーカーについて、両者とも数週間の戦線離脱が確実となった。4イニングを投げたところで降板したハービーは、試合中に球速が大幅に低下。球団は降板理由を「肩の疲労」と発表していたが、MRI検査とCTスキャンの結果、「骨折ではない。打撲でもない。骨が炎症を起こす可能性がある。骨折と打撲の中間のような感じ」(アルダーソンGM)という症状であることが発覚したようだ。

 バント後に一塁へ走った際に左ハムストリングを押さえて倒れこんだウォーカーは、同箇所を断裂していることが明らかになった。5月1日以降、打率.319、7本塁打と好調でメッツ打線を牽引していただけに、ウォーカーの離脱はチームにとって大きな痛手となりそうだ。

 クローザーのジューリス・ファミリア、正遊撃手アズドゥルバル・カブレラ、チームリーダーのデービッド・ライトらも故障者リスト入りしており、主砲ヨエニス・セスペデスのコンディションも万全ではない。満身創痍のメッツがナショナルズとのゲーム差を縮め、地区優勝争いに加わっていくのは非常に難しい状況になったと言わざるを得ないだろう。

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