フリーマン 三塁転向を真剣に検討中
2017.6.22 10:36 Thursday
ブレーブスが故障離脱中の主砲フレディ・フリーマンを三塁手として起用するプランを検討中という話が出てきたばかりだが、どうやらフリーマン自身も三塁転向プランについて真剣に考えているようだ。
フリーマンの穴埋め要員としてカージナルスから獲得したマット・アダムスが期待以上の活躍を見せているブレーブス。フリーマンとアダムスを同時起用するために、フリーマンを三塁手として起用するのでは、という話が浮上している。「そういう話が出ているなら、ぜひやってみたいね。アダムスの打撃は僕たちに必要だし、僕は勝つためになら何だってやってやるよ」とフリーマンも三塁転向プランを前向きに捉えている。「もし三塁に移る可能性があるなら、しっかり練習するよ。アダムスたちが今の状態を維持して僕がラインナップに復帰すれば、シーズンの残り数ヶ月は僕たちにとってとても特別なものになるだろうね」
マット・カーペンターの一塁転向によってレギュラーの座を失ったアダムスは、オープン戦終盤から今季序盤にかけてレフトの守備に挑戦していた。しかし、メジャーでの出場に見合うレベルではないと判断され、レフトでの出場は僅か6試合、34.1イニングで終了。また、マット・ケンプ、エンダー・インシアーテ、ニック・マーケイキスの3人で外野のレギュラーが固定されていることもあり、アダムスを外野手として起用するよりフリーマンを三塁に移す方がチームにフィットする、という事情もある。
フリーマンが最後に三塁を守ったのはプロ1年目の2007年。ルーキーリーグで5試合、48.1イニングだけ三塁の守備に就き、3失策、守備率.786という数字が残っている。フリーマンの戦列復帰は早くても7月の最終週と見られていたが、順調に回復しており、現時点ではオールスター直前、もしくはオールスター直後に復帰できる見込みとなっている。フリーマンはすでに三塁ベースコーチのロン・ワシントンを伴い、三塁の守備練習にも取り組んでいるようだ。
チームのためになるのであれば自己犠牲も厭わないフリーマン。チームのことを第一に考える主砲の復帰によって、後半戦のブレーブスは面白い存在になるかもしれない。
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