【戦評】代打・イチローが勝ち越しタイムリー!
2017.6.28 16:33 Wednesday

同点に追い付かれた直後の7回裏、代打で登場したイチローのメジャー通算3051本目のヒットが決勝タイムリーとなり、マーリンズがメッツとの同地区対決を制した。
ドン・マティングリー監督は「イチローについて知っていることは、常に準備ができているということだよ」と語る。「彼はどんな状況に対しても準備ができているんだ。試合の後半で起用しても、1日だけスタメンで起用しても、彼は準備ができている」とマティングリー監督が全幅の信頼を置くベテランのバットがチームに決勝点をもたらした。
イチローが逆方向へ放った打球の初速はStatcastによると時速87.8マイル(約141.3km/h)。ヒットになる可能性はたった29%という打球だったが、その打球は綺麗に三遊間を抜けていった。
その後、マーリンズは一死満塁とチャンスを広げ、3番クリスチャン・イェリッチがセンター前へ2点タイムリー。イチロー、イェリッチという左打者が、メッツで最も安定感のあるリリーフ左腕であるジェリー・ブレビンスを攻略し、チームを勝利に導いた。
イチローは6試合連続安打のあと、7試合連続で無安打に終わっていたが、これで再び2試合連続安打。相変わらず代打での出場が大半を占めているが、6月は28打数9安打(打率.321)と、打率1割台に終わった過去2ヶ月と比べて明らかに調子は上がっている。正左翼手であるマーセル・オズーナら主力選手の放出が噂される中、復調傾向にあるイチローの存在はチームにとってより貴重なものとなっていくに違いない。
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