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ヤンキースの一塁手補強 ターゲットはこの4選手?

2017.7.7 12:41 Friday

 オープン戦で打率.451、8本塁打、OPS1.654と打ちまくったグレッグ・バードが不動の正一塁手に定着するかと思われた今季のヤンキース。しかし、レギュラーシーズンが開幕するとバードは極度の不振に陥り、右足首の故障で戦線離脱。チーム全体の一塁手の成績は打率.200、OPS.668という悲惨なものであり、5年ぶりの地区優勝を目指すヤンキースにとって大きな穴となっている。

 今季のヤンキースはすでに7人の選手を一塁手として先発起用している(バード、クリス・カーター、マット・ホリデイ、ロブ・レフスナイダー、オースティン・ロマイン、タイラー・オースティン、崔志萬)。飛躍が期待されたバードとオースティン、主に指名打者として強打を発揮していたホリデイの3人はいずれも故障者リスト入りしており、カーターは2度目のDFAで構想外。ロマインは捕手登録の選手であり、レフスナイダーも本職は一塁ではない。現在の25人ロースターには純粋な一塁手がカーターのDFAに伴って昇格してきたばかりの崔志萬しかいないという状況なのだ。そのため、トレード・デッドラインで一塁手の補強に動くのは確実と見られており、補強のターゲットとして以下の4選手が挙げられている。

ルーカス・デューダ(メッツ)
今季成績/59試合 打率.249 14本塁打 30打点 OPS.908

 左の強打者に有利なヤンキー・スタジアムを本拠地としているヤンキースにフィットしそうな存在である。今季のOPS.908は自己ベストを大きく上回る数字。ニューヨークに本拠地を置く2球団の間でのトレードはあまり頻繁には行われていないが、一塁手を欲している球団がそれほど多くないことを考えると、メッツが今オフFAになるデューダの放出を望むのであれば、ヤンキースへのトレードが実現する可能性は十分にある。

ヨンダー・アロンゾ(アスレチックス)
今季成績/75試合 打率.280 19本塁打 41打点 OPS.943

 今季飛躍を遂げた左打者。過去7年間、1度も2桁本塁打を記録したことがなかった男が今季すでに19本塁打を放ち、オールスターにも初選出された。アスレチックスがトレード市場で売り手に回ることはほぼ確実であり、今オフFAのアロンゾに契約延長を与えないのであれば、トレード・デッドラインで放出されることは間違いない。ヤンキースが獲得に動く可能性が最も高い選手の一人と言ってもいいだろう。

マット・アダムス(ブレーブス)
今季成績/72試合 打率.285 13本塁打 39打点 OPS.868

 死球による骨折で離脱したフレディ・フリーマンの穴埋めとして5月にカージナルスからブレーブスへ移籍。すると、フリーマンに引けを取らない強打を発揮し、ブレーブスはアダムスを一塁に残し、フリーマンを三塁手として復帰させる決断をした。もしブレーブスがフリーマンを本来のポジションである一塁の戻すことを望むのであれば、アダムスはトレード要員となる。ただし、アダムスは少なくともあと1年半保有可能な選手であり、ブレーブス移籍後の好成績と合わせて考えると、獲得にはそれなりの対価を要することになるだろう。

ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)
今季成績/84試合 打率.236 16本塁打 43打点 OPS.808

 2度のワールドシリーズ制覇を経験している29歳の左打者。パドレスすらを下回って地区最下位に低迷するジャイアンツがトレード市場で売り手に回ることは間違いなく、一部の主力選手を除く全員がトレード要員になるとも言われている。今季から始まる5年7280万ドルの契約をジャイアンツと結んでおり、ベルトの獲得は短期的な補強にとどまらない。その分だけ獲得に要する対価も大きくなり、ヤンキースがバードを将来の正一塁手候補として考えていることを考慮すると、ベルト獲得は現実的な選択肢ではないかもしれない。


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