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【戦評】主力3選手の活躍でパイレーツが3連勝

2017.7.7 17:55 Friday

 パイレーツがアンドリュー・マカッチェン、ジョシュ・ベル、グレゴリー・ポランコという主力3選手の活躍でフィリーズに3連勝。4連戦の対戦成績を3勝1敗とし、4連戦の勝ち越しを決めた。

 まずはマカッチェン。この日は3安打1四球で4度も出塁し、4回表はベルの16号ツーランで同点のホームを踏み、8回表にはベルの勝ち越しタイムリーツーベースで決勝点となるホームを踏んだ。5月23日に.200まで低下した打率はおよそ1ヶ月半の間に.289まで急上昇。6月は打率.411の大活躍で月間最優秀選手に選出されたが、7月も打率.381と好調を維持しているのは頼もしい限りだ。

 新人ベルは16号ツーランと決勝タイムリーツーベースで2安打3打点の活躍。前半戦での16本塁打はラルフ・カイナー(1946年)の15本塁打を抜き、球団新人最多記録となった。また、シーズンを通しての新人本塁打記録でもバリー・ボンズ(1986年)と並ぶ3位タイに浮上。2位はカイナー(1946年)の23本塁打、1位はジェイソン・ベイ(2004年)の26本塁打となっており、シーズン30本塁打ペースのベルは球団新人記録の更新も視野に入っている。

 そしてポランコは4回表に7号ソロ、8回表に1点を勝ち越した直後の貴重な追加点となるタイムリーを放つなど、4安打2打点の大活躍。マカッチェン、ベルとともに2得点を記録し、この試合のパイレーツの6得点は全てこの3人が生還したものとなった。1試合4安打は4月8日のブレーブス戦以来今季2度目。6月に打率.183の大スランプに陥り、一時は打率が.237まで落ち込んでいたが、7月に入って全試合で安打を放つなど、打率.458と復調している。パフォーマンス向上薬の陽性反応により出場停止処分を受けているスターリング・マーテイの戦列復帰も間近に迫っており、マカッチェン、ポランコ、マーテイというパイレーツ自慢の外野トリオがようやく完全復活ということになりそうだ。

 「恐怖だよね。投手としてこの打線と対戦することを考えると、とても恐ろしいよ」と7回3失点(自責点2)の好投で3勝目を挙げたチャド・クールは、味方打線の復調を実感している。徐々に役者が整いつつあるパイレーツが、混戦の続くナ・リーグ中部地区をさらに面白くしてくれそうだ。


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