ショーン・ロドリゲスが戦列復帰&新天地デビュー
2017.7.18 11:43 Tuesday
今年1月に交通事故に巻き込まれ、一時は今季絶望と報道されていたショーン・ロドリゲス(ブレーブス)が予想外のスピードで戦列復帰。日本時間7月18日のカブス戦で新天地デビューを果たした。
昨季パイレーツで自己最多の140試合に出場し、打率.270、18本塁打、56打点、OPS.859(いずれも自己最高)の好成績をマークしたロドリゲス。その活躍が高く評価され、昨年11月に2年1150万ドルでブレーブスと契約した。ところが、今年1月に家族4人(ロドリゲス、妻、息子2人)で乗っていた自動車が盗難された警察車両に追突される不運な事故に巻き込まれ、左肩を手術。今季中の戦列復帰は難しいと見られていた。
今日のカブス戦に「7番・三塁」で先発出場したロドリゲスは「わくわくするね。誕生日を迎えた小さな子供のようだよ」とようやく迎えた「開幕」に興奮を隠せない様子。「メジャーリーグでプレイするというのは、成長しながら誰もが夢見ることだ。僕はしばらくの間、メジャーリーグでプレイしてきた。今回の経験はメジャーリーグでプレイできることがどんなに幸せなことかを思い出させてくれた。わくわくしているよ」
ロドリゲスは4月に家族をアトランタへ移し、家族と過ごしつつ、球団のメディカルスタッフとリハビリを続けてきた。また、サントラスト・パークでホームゲームが開催される日には必ず球場に姿を見せていた。「チームメイトがプレイする姿を見ることが僕を後押ししてくれた。家族がここにいてくれることもとてもありがたかった。僕は家族のためにプレイしてるからね」
リハビリの際にはルーキー級からAAA級まで、マイナー4階級でプレイ。合計11試合に出場し、打率.077(39打数3安打)と成績は冴えなかったが、身体のコンディションは良好で、戦列復帰に向けて不安はない。復帰後最初の2打席はいずれも三振に終わったロドリゲスだが、そのパンチ力とユーティリティ性はブレーブスにとって大きな武器となるはずだ。
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