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新加入のJ.D.マルティネスが投球を手に受け途中交代

2017.7.20 11:39 Thursday

 若手有望株3名とのトレードでタイガースからダイヤモンドバックスに加わった強打者J.D.マルティネス。日本時間7月20日のレッズ戦で新天地デビューを果たしたが、デビュー戦でのプレイは長くは続かなかった。

 「5番・ライト」で先発出場したマルティネスは4回表の第2打席でカウント1-2からの7球目、内角高めへの速球を左手に受けて途中交代。そのうえハーフスイングを取られて空振り三振となり、第1打席での三球三振と合わせて新天地デビュー戦は2打席2三振という結果に終わった。

 X線検査の結果、骨に異常はなく、左手甲の打撲とのこと。獲得したばかりのスラッガーが大事に至らず、ダイヤモンドバックスの関係者はホッと胸をなでおろしたことだろう。

 この日が新天地デビューとなったマルティネスは試合前、「まだいろいろと慣れないよ。これは現実なのか?って感じだね。(新天地に)慣れるには数日は掛かりそうだよ」とコメント。ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督はマルティネスの名前を正しく書けず、ラインナップ・カードを数回書き直したことを告白した一方、マルティネスを5番に置くのは簡単な決断だったと話していた。

 この日のダイヤモンドバックスはA.J.ポロックとデービッド・ペラルタ、ポール・ゴールドシュミットとジェイク・ラムの打順をそれぞれ入れ替えるなど、大幅な打順変更を敢行。ロブロ監督はここ最近、打順変更を検討していたことを明らかにしており、マルティネスの加入とともにそれを実行に移した形となった。4番にゴールドシュミット、5番にマルティネスを置いたことについては「初回が三者凡退で終わった場合、高い確率で無死一塁の場面でマルティネスに回すことができる。そうすれば点を取るチャンスが生まれるし、ビッグイニングにも繋がるだろうからね」とその狙いを説明している。

 新天地デビュー戦は残念ながら途中で退くことになってしまったが、マルティネスの強打はダイヤモンドバックスにとって大きな戦力となるに違いない。


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