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【戦評】アレナードが5安打3本塁打7打点!ロッキーズ大勝

2017.7.20 16:58 Thursday

 ようやくロッキーズ打線に勢いが戻ってきた。3本塁打を含む5安打7打点を記録したノーラン・アレナードの活躍に引っ張られるかのように打線が爆発し、5年ぶりとなる18得点でパドレスに大勝。打線は直近4試合で49得点と絶好調だ。

 初回からロッキーズ打線の勢いは止まらなかった。アレナードのタイムリーを攻撃開始の狼煙としていきなり3点を先制すると、2回にも再びアレナードがタイムリーを放って4-0。3回にはトレバー・ストーリーのタイムリー三塁打などで2点、4回にはアレナード、ストーリー、チャーリー・ブラックモンの本塁打などで6点を追加し、パドレス先発のクレイトン・リチャードをあっという間にノックアウトした。

 5回に再びアレナードの一発が飛び出し、6回にはアレナードが3イニング連発となる21号スリーラン。7回にライアン・ハニガンが犠牲フライを放ち、7イニング連続得点、計18得点の猛攻を締めくくった。ロッキーズの1試合18得点は2012年4月27日以来5年ぶり。また、1試合21安打も2014年9月17日以来3年ぶりであり、5選手が3安打以上を記録するという派手な猛打ショーでおよそ1ヶ月ぶりのスイープを飾った。

 3.2回10失点で屈辱のノックアウトを喫したリチャードは「責任を取らなくちゃいけないね。これも野球の一部だよ。でも、不幸なことに、今日は打ち損じの打球がヒットゾーンへ飛んでしまった。それがクアーズ・フィールドなんだけどね」と自身の不甲斐ない投球を受け入れつつも、悔しさを滲ませた。パドレスの主砲ウィル・マイヤーズは「彼は僕のお気に入りの選手の一人だよ。彼が打席に立つのを見るのは大好きさ」と敵味方の枠を超え、アレナードの活躍を称賛していた。

 4連勝となったロッキーズは直近10試合で2勝8敗と元気がないダイヤモンドバックスを抜いてナ・リーグ西部地区2位、ワイルドカード1位に浮上。ワイルドカード争いでは中部地区の3チーム(カブス、パイレーツ、カージナルス)が後ろから迫りつつあるが、噂される投手陣の補強に成功し、投手陣の失速を食い止めることさえできれば、自慢の強打を武器に8年ぶりのポストシーズンを戦うことができるはずだ。


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