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ブリットン ア・リーグ新の55連続セーブ成功

2017.7.24 11:54 Monday

 オリオールズの守護神ザック・ブリットンがトム・ゴードン(当時レッドソックス)を抜き、55セーブ機会連続成功のア・リーグ新記録を樹立した。ブリットンの記録がスタートしたのは2015年10月1日のブルージェイズ戦。そこから3シーズンに跨っての新記録樹立となった。

 日本時間7月24日に行われたオリオールズ対アストロズの一戦。激しい打ち合いとなったこの試合は、6回表にアストロズが4点を奪って逆転に成功したものの、オリオールズが7回裏にマーク・トランボの17号ソロで7-7の同点に追い付き、8回裏にジョナサン・スコープのタイムリーなどで2点を勝ち越して最終回を迎えていた。

 9回表のマウンドにはブリットン。7月上旬の戦列復帰後は非セーブ機会での登板が続いており、セーブ機会での登板は日本時間4月15日以来およそ3ヶ月ぶりとなった。ブリットンは先頭のユリエスキー・グリエルに速球を7球続けて空振り三振を奪うと、続くエバン・ギャティスには一転、スライダー3球で二者連続三振。マーウィン・ゴンザレスには四球を与えたが、最後はジョージ・スプリンガーを遊撃ゴロに抑えて今季6セーブ目をマークし、新記録を樹立した。

 「今日は投球フォームではなく、良い球を投げることに集中できた気がするよ」とブリットン。「ホームの観客の前で新記録を達成できて良かった。良いチーム相手に勝つこともできたしね。これが最後にならなければいいね」

 昨季まで3年連続で防御率2.00未満&35セーブ以上をクリアし、昨季は47セーブ(成功率100%)、防御率0.54という驚異的な成績でサイ・ヤング賞の候補にも挙がったブリットン。今季は左前腕痛による2度の故障者リスト入りがあり、防御率2.65、被打率.328と決して本調子ではないものの、バック・ショウォルター監督は「ブリットンの復帰によってブルペンの役割を固定できる」とブリットンの存在の大きさを語る。

 ブリットンの記録の上にあるのはエリック・ガニエ(当時ドジャース)による84セーブ機会連続成功のメジャー記録のみ。7月中のトレード放出も噂されるブリットンだが、ガニエの記録にどこまで迫れるか注目したい。


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