第16週のMVPはスコープとアレナード
2017.7.25 11:02 Tuesday
第16週(7月17日~7月23日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはジョナサン・スコープ(オリオールズ)、ナ・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。
スコープは7試合に出場して打率.433(30打数13安打)、3本塁打、16打点、OPS1.238の好成績をマークし、自身初の週間MVP受賞となった。期間中の16打点はリーグ最多、13安打と3本塁打は同最多タイ、長打率.800は同4位の数字。オリオールズの選手が週間MVPを受賞するのは今季初であり、昨年6月のクリス・デービス以来となった。17日のレンジャーズ戦こそ無安打に終わったものの、そこからの6試合で5度のマルチ安打を含む13安打、15打点の大暴れ。20日から22日にかけて3試合連続で本塁打を放ち、すでに2年連続の20本塁打にも到達している(昨季25本塁打、今季21本塁打)。打率.307と確実性も増し、OPS.905とリーグ屈指の打撃力を誇る二塁手へと成長を遂げたスコープ。このままのペースでいけば「3割・30本・100打点」も決して夢ではなさそうだ。
アレナードは5試合に出場して打率.458(24打数11安打)、4本塁打、13打点、OPS1.480という素晴らしい成績を残し、昨年4月以来自身4度目の週間MVP受賞となった。期間中の13打点はリーグ最多、4本塁打は同最多タイ、長打率1.000は同3位タイ、11安打は同5位タイの数字。ロッキーズの選手が週間MVPを受賞するのは今季2度目であり、第8週にチャーリー・ブラックモンが受賞して以来となった。17日のパドレス戦は無安打に終わったが、19日の同カードでは3イニング連続本塁打を含む5安打7打点の大暴れ。今季86打点は両リーグ最多の数字であり、3年連続の打点王も見えてきた。2年連続40本塁打を記録した昨季までに比べると、22本塁打という数字はやや物足りなさが残るが、打撃の確実性が増し、打率.314とOPS.951はどちらも自己ベストの数字。三塁守備でも相変わらず素晴らしいプレイを続けており、球界最高の三塁手と言っても過言ではないだろう。
なお、未発表となっていた第14週(7月3日~7月9日)のMVPにはアストロズのホゼ・アルトゥーベ(打率.625、2本塁打、10打点、OPS1.625)とドジャースのクレイトン・カーショウ(2試合、2勝0敗、防御率1.13、24奪三振)が選出されている。
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