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レイズが戦力補強 2件のトレードが成立

2017.7.28 10:30 Friday

 ア・リーグ東部地区3位ながら地区優勝、ワイルドカードを狙える位置につけるレイズが2件のトレードを成立させ、ホワイトソックスからリリーフ左腕のダン・ジェニングス、メッツから左打ちの強打者ルーカス・デューダを獲得した。

 「この2選手は我々のクラブにおいて重要な役割を担い、戦力アップに貢献してくれると思うよ」とチェイム・ブルーム野球部門上級副社長は語った。「シーズンのこの時期になって良いポジションにいるのであれば、チームをより良くするための様々な選択肢を探すのは当然のことだ。獲得する選手がどれくらいチームに貢献してくれるかを検討して、それに対して対価を支払わなければならない。今回の2つのトレードは我々の構想にピッタリ合致したんだよ」

 今季メッツで75試合に出場して打率.246、17本塁打、OPS.879をマークしているデューダはチームに長打力をもたらし、指名打者または一塁手として起用されることになる。ブルーム上級副社長は「彼は基本的には指名打者になると思う。一塁にはローガン・モリソンがいるからね。モリソンは素晴らしい仕事をしてくれている」と語り、基本的には指名打者にデューダ、一塁にモリソンを起用する構想を明らかにしている。

 一方、今季ホワイトソックスで48試合に登板して3勝1敗、防御率3.45をマークしているジェニングスは対左打者のスペシャリストとして起用されることになりそうだ。今季は左打者を被打率.169に封じており、チームに欠けていたリリーフ左腕として期待は大きい。ケビン・キャッシュ監督は「彼には左打者退治をお願いすることになるだろう。右打者も抑えられると思うけど、彼が必要になるのは試合終盤に左打者が続く場面だ」と語っており、ジェニングスには左打者キラーとしての働きが求められている。

 また、この2件のトレードで、レイズはホワイトソックスへケーシー・ギレスピー、メッツへドリュー・スミスを放出している。ギレスピーはジャイアンツのコナー・ギレスピーを兄に持つ24歳の一塁手。2014年のドラフト1巡目(全体20位)指名選手であり、今季はAAA級で95試合に出場して打率.227、9本塁打、OPS.653という成績を残している。スミスは今年4月にトレードでタイガースからレイズに加入した23歳のリリーフ右腕。今季はマイナー3階級で計31試合に登板して1勝2敗7セーブ、防御率1.60をマークしている。


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