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【戦評】ナショナルズが4者連続アーチ含む8本塁打で完勝

2017.7.28 15:30 Friday

 デイゲームだったのは残念だが、首都ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで夏に相応しい花火大会が開催された。ナショナルズはメジャー史上8度目となる4者連続本塁打、メジャー最多タイとなる1イニング5本塁打を含む計8本塁打を放ち、対するブリュワーズも2本塁打。両軍合わせて10本塁打はナ・リーグ記録にあと1本と迫る数字だった。

 「信じられないよ」とナショナルズのダスティ・ベイカー監督が振り返ったのは3回裏の自軍の攻撃だ。ブライアン・グッドウィン、ウィルマー・ディフォー、ブライス・ハーパー、ライアン・ジマーマンが4者連続でアーチを架け、一死後にアンソニー・レンドンにも一発が飛び出した。「何か特別なことができる打線なんだよ」とハーパーは胸を張ったが、予想以上の本塁打連発にベンチもお祭り騒ぎだった。

 1回裏にハーパー、4回裏にジマーマンとホゼ・ロバトンが本塁打を放ち、4回までに8本塁打。メジャー初先発のマイケル・ブレイゼックに6本塁打、2番手ウィリー・ペラルタに2本塁打を浴びせ、1試合8本塁打でエクスポズ時代の球団記録に並んだ(ワシントン移転後では新記録)。滅多打ちを喰らったブレイゼックは「僕は投げられる球種を全部投げたよ。そして彼らは全部打ち返したんだ。キツかったよ」とお手上げ状態だった。

 先発したマックス・シャーザーは4回までに15点という大量援護を得て、6回1失点で12勝目。この日は9個の三振を奪ったが、この日8個目の三振で6年連続となる200奪三振に到達した。打撃でも1安打2四球で全打席出塁。3回裏の4者連発の口火を切ったのはシャーザーが選んだ四球だった。「シャーザーに与えた四球で少しイライラしてしまった。イニングの先頭打者、それも投手に四球を与えるなんて一番避けたいことだからね」とブレイゼックはシャーザーに与えた四球に後悔を滲ませた。。

 また、この試合で2本塁打を放ったジマーマンは通算237本塁打となり、ワシントンD.C.を本拠地とする球団での通算本塁打記録に並んだ(フランク・ハワードと同数)。「以前、彼(=ハワード)と話をする機会があったんだ。彼の数字に並べたのはとても光栄だよ。僕はずっとこのチームでプレイしているけど、とても特別なことだよ」

 夏の昼間に開催された花火大会。リーグ最高打率&最多得点を誇る強力ナショナルズ打線の破壊力をまざまざと見せつけた試合となった。


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