ロッキーズが実力派捕手・ルクロイを獲得
2017.7.31 12:40 Monday
昨年途中のレンジャーズ加入後、ダルビッシュ有と21試合でバッテリーを組んだジョナサン・ルクロイが後日指名選手1名とのトレードでロッキーズへ放出された。ロッキーズはチームの弱点の1つであったポジションにオールスター選出2度を誇る実力派捕手を加えることに成功した。
2012年に打率.320、2014年にリーグ最多の53二塁打、昨年は2球団合計で24本塁打と好打の捕手として知られるルクロイだが、今季はゴロの打球が急増し、77試合で打率.242、4本塁打、OPS.635と打撃成績が急激に悪化。また、捕手としての特長であったフレーミングの数値も昨季あたりから悪化し始めており、今季はメジャーワーストクラスの数値まで落ち込んでいる。
現在ポストシーズン争いに参戦しているロッキーズは、先発ローテーションを形成する5投手のうち4人が新人(カイル・フリーランド、アントニオ・センザテラ、ヘルマン・マルケス、ジェフ・ホフマン)という事情もあり、若手投手を引っ張ることのできる経験豊富な捕手を欲していた。現在は正捕手がトニー・ウォルターズ、2番手捕手がベテランのライアン・ハニガンという布陣で戦っているが、ルクロイの加入によりルクロイとウォルターズの併用、あるいはルクロイを正捕手に据える形で戦っていくことになるだろう。
昨年8月、レンジャーズはトップ・プロスペクトの一人であるルイス・ブリンソンを含む3選手をブリュワーズへ放出してルクロイとジェレミー・ジェフレスを獲得。ルクロイの不振により、獲得から1年後に後日指名選手1名とのトレードでルクロイを放出することになった。ルクロイは今季終了後にフリーエージェントとなるため、自身の価値を証明するために若手投手陣を好リードしていくことはもちろん、打撃面でも復調をアピールしておきたいところだろう。
今季は不振に苦しんでいるとはいえ、メジャー有数の実力派捕手を手に入れたロッキーズ。ルクロイの加入が今後のロッキーズの戦いにどのような影響を与えるのか注目だ。
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