Dバックスがオーウィングスの穴埋めにロサレス獲得
2017.8.1 11:01 Tuesday
正遊撃手のクリス・オーウィングスが右手中指の骨折で長期離脱することになり、控え遊撃手であるケテル・マーテイも母国・ドミニカ共和国で母が交通事故で亡くなってチームからの離脱を余儀なくされる中、ダイヤモンドバックスは遊撃に空いた穴を埋めるためにアスレチックスからアダム・ロサレスを獲得した。
ダイヤモンドバックスは前述の2人以外にも好守の遊撃手ニック・アーメッドが右手の骨折で6月下旬から戦列を離れており、開幕当初は人材豊富だったはずのポジションが一気に人材不足に陥ってしまった格好だ。オーウィングスはおそらく9月後半まで、アーメッドも少なくとも8月後半まで復帰できないと見られており、マーテイの戦列復帰の見通しも立たないという状況の中で、遊撃手の緊急補強に動かざるを得なくなってしまった。
オーウィングスが故障した際にアスレチックスからロサレスについてのオファーがあり、その時点ではダイヤモンドバックスはロサレス獲得を真剣には考えていなかった。しかしその後、マーテイもチームを離れなければならない状況となり、本格的にトレード交渉が開始されたという。
マイク・ヘイゼンGMは「我々は短期的に遊撃手が必要だった」と語り、ロサレス獲得が緊急補強であったことを明らかにした。「ロサレスの遊撃手としての能力を気に入っているし、彼は優秀なユーティリティ・プレイヤーでもある。短期的には正遊撃手という大きな役割を担ってもらうことになるが、彼ならしっかりこなしてくれるだろう」とロサレスの活躍に期待を寄せている。
ロサレスは今季アスレチックスで71試合に出場して打率.234、4本塁打、27打点、OPS.619を記録。パドレスでプレイした昨季は自己最多の13本塁打を放ち、OPS.814の好成績をマークした。左投手に強く、また本塁打を放った際に全力疾走でダイヤモンドを一周することでも知られている。
ダイヤモンドバックスはロサレスとのトレードで22歳の右腕ジェフェルソン・メヒアをアスレチックスへ放出した。ドミニカ共和国出身のメヒアは今季ショートシーズンA級とA級で計21試合に登板して1勝1敗、防御率5.90、奪三振率10.86、与四球率7.76という成績。三振奪取能力の高さは魅力だが、制球難の克服が大きな課題となっている。
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