ドジャースがレッズから左腕・シングラーニを獲得
2017.8.1 11:19 Tuesday
ドジャースはスコット・バンスライクとヘンドリック・クレメンティーナの2選手をレッズへ放出し、高奪三振率が魅力の左腕トニー・シングラーニを獲得した。先発からクローザーまで様々な経験を持つ左腕はシチュエーションを問わず起用できる「便利屋」として、ドジャースのブルペンにおいて貴重な存在となりそうだ。
メジャー2年目の2013年に18先発を含む23試合に登板して7勝4敗、防御率2.92、奪三振率10.32という好成績を残したシングラーニは、2015年シーズンから本格的にリリーバーに転向。昨季はクローザーとしても起用され、自己最多の65試合に登板して2勝5敗17セーブ、防御率4.14をマークした。
今季は右腹斜筋を痛めて4月下旬から1ヶ月半にわたって戦線離脱。ここまで25試合に登板して23.1イニングで9本塁打を浴び、防御率5.40と本来のピッチングをすることができていないが、奪三振率9.26、K/BB4.00など被本塁打の多さを除けば残している数字はそれほど悪いものではない。日本時間7月17日からの5登板で計5被弾、9失点を喫し、防御率が大幅に悪化してしまったものの、それまでは防御率2点台をキープ。ファーハン・ザイディGMはシングラーニが復調し、チームに貢献してくれることを期待しているようだ。
ドジャースはシングラーニの対価として2014年に打率.297、11本塁打、OPS.910をマークした実績を持つバンスライクとキュラソー出身の20歳の捕手クレメンティーナを放出。バンスライクは2014年のブレイク後、右肩下がりで成績を落とし、今季は29試合で打率.122、OPS.543の大不振に陥っていた。一方、クレメンティーナはルーキー級で24試合に出場し、打率.370、4本塁打、OPS.994の好成績をマークしている。
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