アストロズがリリアーノ獲得 青木とヘルナンデスを放出
2017.8.1 12:16 Tuesday
ア・リーグ西部地区の首位を独走しているアストロズはザック・ブリットン(オリオールズ)やソニー・グレイ(アスレチックスからヤンキースへ移籍)といったビッグネームの獲得には至らなかったものの、青木宣親とテオスカー・ヘルナンデスの両外野手をブルージェイズへ放出し、左腕フランシスコ・リリアーノを獲得した。
昨年のトレード期限最終日にパイレーツからブルージェイズへ移籍したリリアーノは2年連続となるシーズン途中での移籍。今季はここまで18試合に先発し、6勝5敗、防御率5.88と思うような結果を残すことができていない。2012年から5年連続で投球イニング数を上回る奪三振数を記録してきたが、今季は奪三振率も8.06と低調。33歳という年齢もあり、衰えが懸念されている。A.J.ヒンチ監督によると新天地アストロズではブルペンの一角を担うことになるようだ。
ジェフ・ルーノウGMは「我々は今日、多くの話をまとめようとしてきた。様々な交渉に取り組んでいたけど、リリアーノのような投手を獲得することが最優先だったんだ。彼は先発だけでなく、リリーバーとしての経験もある。ポストシーズンも経験している。我々が必要としている場所で、我々の助けになってくれると思うよ」とリリアーノへの期待を口にした。
アストロズはリリアーノの対価として青木とヘルナンデスをブルージェイズへ放出。準レギュラーのような形で70試合に出場し、打率.272、2本塁打、OPS.694をマークしていた青木だが、ジョージ・スプリンガー、ジョシュ・レディック、ジェイク・マリズニック、マーウィン・ゴンザレス、デレク・フィッシャーと外野の層は厚く、今後の戦いにおいて必要不可欠な戦力ではないと判断されたようだ。ブルージェイズの外野もポジションに空きがあるわけではなく、新天地でも出場機会をめぐって熾烈な競争に挑むことになるだろう。ヘルナンデスは昨季メジャーデビューを果たしたばかりの24歳。今季のメジャーでの出場は1試合のみで、AAA級では79試合に出場して打率.279、12本塁打、12盗塁、OPS.854をマークしている。
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