オリオールズがベッカム獲得 ブリットンらは放出せず
2017.8.1 14:07 Tuesday
オリオールズは放出が噂されていたザック・ブリットン、ブラッド・ブロック、セス・スミス、ウェリントン・カスティーヨらを放出しなかった一方、18歳の右腕トビアス・マイヤーズをレイズへ放出してティム・ベッカムを獲得した。
ダン・デュケット野球部門副社長は「我々の数多くの選手に様々な関心が寄せられていた」と語り、ブリットンら放出が噂されていた選手たちに数多くのオファーがあったことを明らかにしたが、「しかし、私はこのチームを気に入っているんだ。今年も、そして来年も」とあくまでもチームを解体せずにポストシーズン進出を目指すつもりであることを明言した。
オリオールズはワイルドカード圏内まで5.5ゲーム差というギリギリの位置にいるが、デュケット野球部門副社長は「まだ望みはある」とポストシーズン進出を諦めていない。先日フィリーズからジェレミー・ヘリクソンを獲得した動きを見ても、オリオールズが今季を諦めず、ポストシーズン進出を目指していることは明らかだ。ブリットンやブロックを放出しなかったことにより、チームの最大の強みである強力ブルペン陣は戦力が維持された。
そして、レイズからベッカムを獲得。2008年の全体1位指名選手であるベッカムは今季レイズで87試合に出場し、すでに自己最多の12本塁打を放っている。打率.259、110三振と打撃の確実性に課題は残るものの、少なくとも2020年シーズンまでは保有可能であり、J.J.ハーディとライアン・フラハーティが今季終了後にフリーエージェントなるというチーム事情もあって、今季のみならず来季以降も見据えて補強に動いたようだ。「ベッカムは我々を助けてくれるはずだ。ミドル・インフィールダーとしては素晴らしいパワーを持っている。二塁と遊撃で堅実な守備ができるとすでに証明しているしね」とデュケット野球部門副社長はベッカムの活躍に期待を寄せている。
ベッカムの対価としてオリオールズからレイズへ移籍するマイヤーズは昨年のドラフトで6巡目指名を受けて入団した18歳の右腕。今季はショートシーズンA級で7試合に先発し、2勝2敗、防御率3.94をマークしている。
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