ダルビッシュがMLB最高勝率のドジャースへ移籍
2017.8.1 17:05 Tuesday
勝率.705(=114勝ペース)という驚異的な快進撃を続けているドジャースに、1988年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇に向けてのラストピースが加わった。ドジャースは球団4位のプロスペクトであるウィリー・カルフーン、同17位のA.J.アレクシー、同27位のブレンドン・デービスをレンジャーズへ放出し、ダルビッシュ有を獲得した。
「チームが必要としていたかどうかを判断するのは難しいけど、チームの後押しになる補強ができたと思うよ」とファーハン・ザイディGMはトレード市場における補強を振り返った。レギュラーシーズンでの地区優勝はほぼ確実という状況であり、ポストシーズン進出だけを目標とするのであれば、今回の補強は必要なかったはずだ。トニー・シングラーニ、トニー・ワトソンに加えてダルビッシュを獲得。これは「本気でワールドシリーズ制覇を目指す」というフロントからのメッセージなのだろう。
昨季のドジャースはポストシーズンで大黒柱クレイトン・カーショウに「おんぶにだっこ」の状態だった。カーショウの奮闘もあって地区シリーズは突破したものの、リーグ優勝決定シリーズで敗退。カーショウの力だけではワールドシリーズを制覇できないどころか、ワールドシリーズ出場すらかなわないことを思い知らされた。ダルビッシュにはレギュラーシーズンでの活躍はもちろんのこと、ポストシーズンにおいてカーショウの負担を軽減し、カーショウとの左右のダブルエースとしての働きが求められていることは間違いない。
現在ドジャースはアレックス・ウッド、リッチ・ヒル、柳賢振、前田健太、ブロック・スチュワートの5人で先発ローテーションを形成しているが、ここにダルビッシュが加わり、故障者リスト入りしているカーショウとブランドン・マッカーシーも遅かれ早かれ戻ってくる。一時的にローテーションに加わっているスチュワートはともかく、ベストメンバーが揃えば柳や前田の枠すら完全になくなってしまう層の厚さだ。また、左腕に偏っていた先発ローテーションにダルビッシュが加わるのは、左右のバランスという意味でも非常に大きい。
ドジャースはダルビッシュ獲得の対価としてプロスペクト3名を放出したが、ウォーカー・ビューラー、アレックス・ベルドゥーゴ、ヤディアー・アルバレスという球団TOP3プロスペクトの放出は免れた。球団の将来の「核」を担うであろう選手を放出せずにダルビッシュの獲得に成功した点は高く評価されてしかるべきだ。
ポストシーズンに進むためではなく、ワールドシリーズを制覇するためにダルビッシュを獲得したドジャース。ダルビッシュはその期待に応えることができるのか。新天地でのピッチングに注目だ。
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