第17週のMVPはパクストン&ベルトレイとマーゴ
2017.8.1 17:39 Tuesday
第17週(7月24日~7月30日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)とジェームズ・パクストン(マリナーズ)、ナ・リーグはマニュエル・マーゴ(パドレス)が選出された。
ベルトレイは打率.478(23打数11安打)、1本塁打、5打点、OPS1.239の好成績をマークし、日本時間7月31日のオリオールズ戦で通算3000安打を達成。2015年10月以来自身6度目の週間MVP受賞となった(ア・リーグで4度、ナ・リーグで2度)。ドミニカ共和国出身の選手としては史上初となる通算3000安打を達成したベルトレイだが、長いメジャーリーグの歴史において3000安打、600二塁打、450本塁打をすべてクリアしているのはハンク・アーロン、スタン・ミュージアル、カール・ヤストレムスキー、ベルトレイの4人だけである。また、主に三塁を守った選手で通算3000安打を記録したのはジョージ・ブレット、ウェイド・ボッグスに次いで史上3人目となった。
パクストンは2試合に先発して13イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、18奪三振、無四球という素晴らしい成績を残し、開幕第2週以来今季2度目かつ自身2度目の週間MVP受賞となった。ア・リーグの投手が同一シーズンに複数回の週間MVPを受賞するのは、MVPとサイ・ヤング賞を同時受賞した2011年のジャスティン・バーランダー(タイガース)以来6年ぶりの快挙である。7月は6先発で6勝をマークし、マリナーズ球団史上初の月間6勝を記録。エース級のピッチングでワイルドカード争いに参戦するチームを牽引している。
マーゴは打率.500(28打数14安打)、3本塁打、6打点、OPS1.464の大活躍で自身初の週間MVPに輝いた。打率.500と14安打はリーグトップ、長打率.964は同3位、3本塁打は同4位タイという活躍ぶりで、パドレスの選手としては昨年10月のハンター・レンフロー以来の受賞となった。第17週の7試合のうち6試合でマルチ安打を記録し、日本時間7月28日のメッツ戦では先頭打者本塁打を含む3安打3打点の活躍。今季すでに4本の先頭打者本塁打を放っており、2011年にウィル・ベナブルが作った球団記録(5本)にあと1と迫っている。右ふくらはぎの故障で5月下旬から1ヶ月にわたって戦列を離れたものの、復帰後は打率.320、OPS.857と好調。今後のさらなる活躍に期待したい。
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