シャーザー メジャー初本塁打を放った直後に降板
2017.8.2 11:18 Wednesday
日本時間8月2日のマーリンズ戦に先発したマックス・シャーザー(ナショナルズ)が首のけいれんを訴え、1イニングを投げただけでマウンドを降りた。球団広報によると、寝違えたことが原因だということで、症状の悪化を防ぐために早期降板を決めたようだ。
シャーザーは2回裏のマウンドに上がって投球練習をしていたが、ダグアウトを見て「首がダメだ」と合図を送り、ダスティ・ベイカー監督に「投げられない」と告げた。結局、2回裏から左腕マット・グレイスが緊急登板することになった。
この試合はシャーザーにとって素晴らしいものになるはずだった。1回裏のマーリンズの攻撃をわずか10球で退け、2回表の第1打席ではメジャー初本塁打となる1号スリーランをかっ飛ばしていたのだ。しかし、本塁打を放ってダグアウトに戻った後、シャーザーは自身の首の異変に気付いたようだ。
ナショナルズは先日、スティーブン・ストラスバーグが右肘の故障で故障者リスト入りしており、さらなる先発投手陣の戦線離脱は避けたいところ。シャーザーは2011年から6年連続で32試合以上に先発しているように、これまで長期の戦線離脱が一度もなく、万が一シャーザーが離脱するような事態になれば、ナショナルズにとって大きな痛手となる。シャーザーの首の状態が軽症であることを祈るばかりである。
◆先発投手が本塁打を放ち、1イニング以下で降板したのは、1979年5月17日のカブス戦で1回表に本塁打を放ちながら0.1回5失点で降板したランディ・ラーチ(フィリーズ)以来38年ぶり。
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