7月の月間最優秀救援投手はディアスとハンド
2017.8.3 11:36 Thursday
日本時間8月3日、7月の月間最優秀救援投手が発表され、ア・リーグはエドウィン・ディアス(マリナーズ)、ナ・リーグはブラッド・ハンド(パドレス)が選出された。
ディアスは13試合に登板して防御率1.98、9度のセーブ機会で8セーブをマーク。13.2イニングで21三振を奪い、完全復調をアピールするピッチングで自身初の月間最優秀救援投手に輝いた。守備に依存しない指標から算出される疑似防御率であるFIPはリーグトップの1.18をマークしており、この数字からも支配的なピッチングをしていたことが窺える。7月14日から17日にかけての4連戦では球団史上初となる4日連続セーブを記録。ここ1年に限ればメジャー全体でも初の快挙となった。開幕から3ヶ月連続で防御率3点台後半と安定感を欠いていたディアスだが、7月に入って完全復調。鮮烈なメジャーデビューを飾った昨季のような力強いピッチングが戻ってきており、16年ぶりのポストシーズン進出に向けて厳しい戦いが続くマリナーズにとってこの上なく頼もしい存在だ。
トレード市場の目玉の一人と目されながらも結局7月末までに放出されなかったハンドは、11試合に登板して防御率0.00。7月下旬からクローザーに回って4セーブを挙げたが、フルタイムのクローザーではない投手としては初の月間最優秀救援投手受賞となった(4月と5月はロッキーズのグレッグ・ホランド、6月はドジャースのケンリー・ジャンセン)。前半戦に42試合で47イニングを投げ、防御率2.30、60奪三振、被打率.202という好成績をマークしてオールスターに初選出され、6月14日のレッズ戦から現在に至るまで20試合連続無失点を継続中。8月1日のツインズ戦で今季7セーブ目をマークし、今季通算の防御率はついに1点台に突入した(1.96)。なお、スライダーは被打率.116と素晴らしい数字を残しており、現在のメジャーリーグにおいて最も優れた球種の一つとなっている。
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