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【戦評】コントレラスとの打ち合いをゴールドシュミットが制す

2017.8.4 15:58 Friday

 ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)とウィルソン・コントレラス(カブス)によるホームラン・ダービーがカブスの本拠地、リグリー・フィールドで開催された。両者とも6打点を叩き出す大活躍。コントレラスが2本塁打を放ったのに対し、ゴールドシュミットは9回表の決勝弾を含む3本塁打。三度の雨天中断を経て、乱打戦を制したのはダイヤモンドバックスだった。

 「クレイジーだね。自分が1試合3本塁打を経験したことがないのは知っていた。チームの勝利に繋がって良かったよ」とゴールドシュミット。「僕たちは序盤に先制して試合を優位に進めたけど、カブスは逆転した。僕たちが再び逆転したけど、カブスは追い付いた。そんな強いチームに勝てたのはとても大きいね」

 三度目の中断を経て迎えた9回表のダイヤモンドバックスの攻撃。カブスは8-8の同点の場面でクローザーのウェイド・デービスを投入した。先頭のA.J.ポロックが二塁フライに倒れ、ここまで2本塁打を放っているゴールドシュミットが打席へ。3-1からの速球を空振りした後の6球目、インローの速球を捉えた打球はセンター左へ飛び込む25号決勝ソロとなった。次打者J.D.マルティネスもカッターをレフトスタンドへ叩き込み、10-8。最後はクローザーのフェルナンド・ロドニーが2四球を与えながらも3奪三振で試合を締めくくった。

 2本塁打に加えて7回裏に逆転タイムリーを放ち、6打点の大活躍を見せたコントレラスは「試合に勝てるなら5打数ノーヒットでもいいんだよ」と試合に敗れた悔しさを口にした。三度にわたって計2時間35分の中断をはさみ、試合時間自体も3時間59分。トータル6時間半を超える長い戦いに、コントレラスは「22イニング守ったみたいだよ、ってベンチコーチのデーブ・マルティネスに言ったんだ」。カブスのジョー・マドン監督も「ダブルヘッダーを戦ったみたいだよ」と疲労感を滲ませた。

 「彼らはワールドシリーズ王者なんだ。彼らに勝った選手たちを誇りに思うよ」とダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は自軍の選手たちを称えた。この勝利によりワイルドカード争いでは首位の座をキープ。シーズンMVPの有力候補と目される主砲が自身初の1試合3本塁打の活躍で、チームに大きな1勝をもたらした。


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