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カブス・上原浩治が故障者リスト入り グリム昇格

2017.8.10 10:25 Thursday

 日本時間8月9日のジャイアンツ戦に登板し、6球を投げただけで降板していた上原浩治(カブス)が右首痛のため、10日間の故障者リストに登録された。カブスはこれに伴い、リリーフ右腕のジャスティン・グリムをAAA級からメジャーへ昇格させている。

 カブスのジョー・マドン監督は「我々はただしっかり治してもらいたいんだ。彼は我々が勝ち進んでいくためにとても重要な存在だし、シーズンの残りを戦ううえで必要な存在だからね。9月や10月の戦いを考えると、彼には元気でいてもらわないと困るんだよ」と話し、シーズン終盤、そしてポストシーズンの戦いに向けて今は治療に専念してもらいたいとの意向を明らかにした。

 42歳の上原は今季ここまで43試合に登板して3勝4敗2セーブ、防御率3.55を記録。13ホールドはカール・エドワーズJr.とペドロ・ストロップに次いでチーム3位の数字であり、8回ないし7回を担当するセットアッパーとしてリーグ2位の救援防御率を誇る強力ブルペンの一角を担っていた。打者を簡単に歩かせず、狙って三振を奪うことのできるセットアッパーの離脱は、地区優勝を争うチームにとって大きな痛手となるだろう。

 上原に代わってメジャー昇格を果たしたグリムは今季ここまで36試合に登板して1勝1敗、防御率5.18。昨季まで3年連続で62試合以上に登板し、2015年には防御率1.99という素晴らしい成績を残したが、今季は被弾が目立ち、不本意なシーズンとなっている。

 守護神のウェイド・デービスを筆頭に、エドワーズJr.、ストロップ、ブライアン・ダンシング、ヘクター・ロンドンとブルペンのコマは揃っているとはいえ、信頼できるセットアッパーを欠くのはチームにとって小さくないダメージだ。まずは首の状態を万全にし、シーズン終盤にチームを助けるピッチングを見せてくれることを期待したい。


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