トゥロウィツキー 右足首の故障で今季残りを欠場へ
2017.8.10 10:53 Thursday
日本時間8月10日、ブルージェイズは正遊撃手のトロイ・トゥロウィツキーが右足首の故障により、今季の残り試合を欠場する見込みであることを発表した。7月末に故障者リストに登録されたトゥロウィツキーは制度的には9月末に復帰可能だが、今季中の戦列復帰は難しいと見られている。
「トゥロ」の愛称で知られる32歳のトゥロウィツキーは日本時間7月29日のエンゼルス戦で右足首を負傷。当初は捻挫だと見られていたが、その後のMRI検査により靱帯に損傷があることが発覚した。今後、オフシーズンにかけてリハビリを進め、来春のスプリング・トレーニングまでには完全に回復する見込みとなっている。
トゥロウィツキーは今季ここまで66試合に出場して打率.249、7本塁打、26打点、OPS.678。25試合にしか出場していないデビューイヤーを除けば、いずれもキャリアワーストの数字である。4月下旬には右ハムストリングの故障で1ヶ月以上にわたって戦列を離れており、もともと故障の多い選手だったとはいえ、30歳を過ぎて遊撃手としての耐久性には大きな疑問が投げ掛けられている。かつては球界トップクラスの遊撃手として活躍していたトゥロウィツキーだが、来季以降の起用法を考え直す必要がありそうだ。
30歳のジャスティン・スモークが覚醒するという嬉しい誤算があった一方、34歳のラッセル・マーティン、36歳のホゼ・バティースタらは衰えを隠せなくなっており、世代交代のときを迎えている感のあるブルージェイズ。昨季まで2年連続でリーグ優勝決定シリーズへ進出しながら今季はア・リーグ東部地区の5位に低迷。今オフ、ロス・アトキンスGMら球団フロント陣は難しい舵取りを迫られることになるだろう。
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