フィリーズ 有望株・ホスキンスがまもなくメジャー昇格
2017.8.10 11:22 Thursday
フィリーズの若手有望株、リズ・ホスキンスが日本時間8月11日のメッツ戦で左翼手としてメジャーデビューを果たす可能性が出てきた。本来は一塁手のホスキンスだが、チーム事情に合わせてAAA級では3試合連続でレフトの守備に就いており、遅くとも本拠地でのメッツ4連戦の間にメジャーへ昇格すると見られている。
フィリーズはホスキンスが左翼手としてプレイする準備が整うのを待っている状況だ。ゴールドグラブ級の守備を期待しているわけではないが、最低限の守備ができないようでは話にならない。マイナーの試合についてのレポートによると、ホスキンスは守備範囲が特別広いわけではないものの、レフトの守備をこなすうえで必要な知識と感性は持ち合わせているという。
日本時間8月10日、フィリーズのピート・マッカニン監督はサントラスト・パークで「彼をメジャーレベルで見るのが楽しみだ。彼がどのようにメジャーで競争していくのかを見てみたいね」とホスキンスについてコメント。「スプリング・トレーニングで彼のアプローチが気に入ったんだ。オープン戦での打席は、彼がここ(=メジャー)で何をできるかを示していたと思うよ。あとはクレンタックGMが決断をするだけだね」
オープン戦では11試合に出場して打率.286、3本塁打、OPS1.238をマークしたホスキンス。今季はAAA級で114試合に出場し、打率.280、28本塁打、OPS.954の好成績を残し、470打席で64四球を選ぶなどアプローチも成熟している。フィリーズはホスキンスを将来の正一塁手として考えているものの、ハウィー・ケンドリックをトレードで放出し、アーロン・アルテールが故障者リストに入っているという状況の中、まずは左翼手としてホスキンスをメジャーへ昇格させる意向である。ホスキンスがすぐにメジャーに適応できるようなら、現在の正一塁手であるトミー・ジョセフのトレード話が再浮上することになるだろう。
MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団6位、全体71位にランクインしているホスキンス。将来の主軸候補がメジャーでプレイする日は、そう遠くない未来にやってくる。
関連ニュース
8月8日 ドールトン&ベイラー 名選手2名が死去
関連動画
