インディアンスがメッツから長距離砲・ブルースを獲得
2017.8.10 12:21 Thursday
日本時間8月10日、インディアンスがマイナー右腕のライダー・ライアンを放出し、メッツから長距離砲のジェイ・ブルースを獲得するトレードが成立した。ブルースは先日ウエーバーを通過し、全球団とのトレード交渉が可能な状態になっていた。
30歳のブルースは今季ここまで103試合に出場して打率.256、29本塁打、75打点、OPS.841をマーク。29本塁打はリーグ4位タイの数字であり、2年連続自身5度目のシーズン30本塁打が目前に迫っている。昨季は8月1日にレッズからメッツへトレードされており、2年連続でシーズン途中の移籍を経験することになった。
ヤンキースなど他球団もブルースに触手を伸ばしていたと報じられているが、他球団がブルースの残り年俸の一部をメッツが負担することを要求していたのに対して、マイケル・ブラントリーが故障者リストに入り、外野手を必要としていたインディアンスはブルースの残り年俸全額を負担することを受け入れた。これにより一気にトレードが成立へと向かったようだ。
インディアンスはエドウィン・エンカーナシオンを筆頭に、フランシスコ・リンドーア、ホゼ・ラミレス、カルロス・サンタナと内野手4人が16本塁打を放っている一方、外野手ではロニー・チゼンホールの12本塁打が最多。ブルースはインディアンス外野陣に欠けていた長打力をもたらしてくれるに違いない。
メッツは7月末にA.J.ラモスを獲得した一方、ルーカス・デューダとアディソン・リードを放出し、今回のトレードでブルースも放出。50勝61敗と大きく負けが先行する中で、今季のポストシーズン進出を完全に諦めた格好だ。
メッツに加入するライアンは昨年のドラフトでインディアンスから30巡目指名を受けてプロ入りした22歳のリリーフ右腕。今季はA級で33試合に登板して3勝4敗6セーブ、防御率4.79をマークし、41.1イニングを投げて49三振を奪っている。
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