メッツが有望選手のスミスを昇格予定
2017.8.11 13:52 Friday
8月はウェーバーを通過することで選手のトレードが可能な月であり「売り手」と「買い手」に分かれてさまざまな戦略が練られている。「売り手」にまわったメッツは主力選手の1人だったジェイ・ブルースをインディアンスに放出し、既に来季を見据えた戦いにシフトしている。
チームはブルースが抜けたことにより日本時間8月12日にドミニク・スミスをメジャー昇格させると発表した。スミスは22歳の左打ちの一塁手で2013年にメッツからドラフト1巡目指名を受けた選手。ミートと長打力が魅力で今季、3Aでは114試合に出場し、打率.330 16本塁打 76打点の成績を残している。
スミスはチームだけではなく、球界全体からの期待が高く、チーム内の有望株ランキングでは2位であり、メジャー全体では41位に入っている。メッツとしては9月にロースター枠が25人から40人に拡大される「セプテンバー・コールアップ」でスミスを昇格させる予定だったが、ブルースの放出によって変更になったという。チームのサンディ・アルダーソンGMは「最近、スミスの調子がとてもよいと聞く。彼には来るヤンキースとのサブウェイシリーズ前のフィリーズ戦でチャンスを与えようと思っている」とメジャー昇格後、即出場の可能性を示唆した。
メッツは既にメジャー全体有望株ランキング2位のアメッド・ロサリオをメジャー昇格させ、主に遊撃手として試合経験を積ませている。ロサリオに続いてスミスも昇格となればチーム内の有望株TOP2の2人が同時に出場する可能性が高まる。既に今季の戦いは諦めた形となっているチームだが、有望選手達の活躍こそが大きな希望となることだろう。
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